私のメルボルンライフ

メルボルンでの移住生活をのんびりと綴っています。

悲しくてやりきれない

2022-04-05 | 

皆さま、こんにちは。


束の間の夏が過ぎ、ここメルボルンにも秋🍁の訪れ。


朝晩と日中の気温の差が激しいので、ちょっと油断をすると


寒かったり、暑かったりで衣服の調整が難しい。


ということで、前日からかなり綿密に天気予報と時間帯による気温のチェック。


それにしても、ようやく1学期の最終週。。。


2月から慣れない環境と目まぐるしい毎日で


早くスクールホリデーにならないかなぁと指折りカウントダウン!


今学期は後2日のみの出勤になりました。


ここ数ヶ月割と多くの学校へトラベリングをしているので


色々な学校の環境や、多くの子どもたちと接してきました。


一言で言うと『多種多様性』


移民大国でもあるオーストラリアは、地域によって


かなりのインターナショナル感を醸し出しています。


特にアジア系、インド系が大半を占めている学校もあれば


郊外校はオーストラリアやヨーロッパ系が多い場合もあります。


特別支援学校は、学校によって受け入れ体制も様々で


『ASD』のみの子どもたちの学校もあれば、2次障害で起こる『強度行動障害』


また『重度身体障害』の子どもたちもいるので特別に配慮されたサポートが必要です。


『強度行動障害』の子どもはパニックになると自分の体を叩いたり食べられないものを口に入れる


危険につながる飛び出しなど本人の健康を損ねる行動


他人を叩いたり物を壊す、大泣きが何時間も続くなど


周囲の人の暮らしに影響を及ぼす行動が、著しく高い頻度で起こります。


言葉が出ない子も多いので、絵やトークンなどで気持ちやYES/NOを表します。


逆にメインストリームの学校で言葉が話せる子でも、酷い罵りやクラスメイトへの暴力行為


先生の言うことを一切聞かない子など。。。


朝のミーティングでおおよその確認事項はありますが


日々同じ生徒たちに接している訳ではないので


即座に見極めていくのはかなり苦労します。


そしてあまりエンゲージメントをし過ぎてもよくない場合もあり


稀に他人を叩いたり、引っ掻いたり、噛みつきなどもあるので


一切アプローチをしない方がよい子どももいます。(先生もスタッフも命懸けです)


私も2月のはじめは油断をして今も少し痕が残る引っ掻き傷ができてしまいましたが


こういう経験を得て、アプローチ方法も慎重に行えるようになりました。


なるべく初めは同じ目線で溶け込めるように努めています。


『何かやってあげようと思うより、困ってることに共感してあげて、受け止めてあげようと思う』気持ちを大切に。


今のところ、そんな可愛い生徒さんたちは


『わぁ〜先生じゃない、誰か大人だけど友達が来たぞ〜』くらいに思われているのか


なんとなく馴染んでるような、そうでないような。。。


それでも日常行動面では厳しく言わなければならない時もありますけどね。


プレッピー(5歳)でも、挨拶やマナーがしっかりできる子どももいるし


(うちのBOYSよりしっかりしてるんじゃないか?!)


新顔の私に気を使って温かい言葉をかけてくれる子どももいます。


彼らの見えている世界はどんななんだろう?


何かひとつでも、新しい発見や楽しい時間を一緒に過ごせたり


その子たちが生きやすいように考え方や行動を教えてあげられるといいのですがね。


何が普通で、何がそうではないなんて言い切れないし


残念ながら、なかなか難しい行動の子供たちと接すると


どうしても悲しくなることも多々ある毎日です。


【Kanashikute Yarikirenai】

胸にしみる
空のかがやき
今日も遠くながめ
涙をながす
悲しくて
悲しくて
とてもやりきれない
このやるせない
モヤモヤを
だれかに告げようか

白い雲は
流れ流れて
今日も夢はもつれ
わびしくゆれる
悲しくて
悲しくて
とてもやりきれない
この限りない
むなしさの
救いはないだろうか

深い森の
みどりにだかれ
今日も風の唄に
しみじみ嘆く
悲しくて
悲しくて
とても
やりきれない
このもえたぎる
苦しさは
明日もつづくのか

作詞:サトウハチロー
作曲:加藤和彦






それでは、楽しいイースターホリデーをheart🐰heart