2016年 4月 7日(木)
「剣の天地」池波正太郎・著作 読了。
塚原卜伝と並び「剣聖」と称される「新陰流」の創始者“上泉伊勢守”
その生き様を辿る歴史小説である。
塚原卜伝と並び「剣聖」と称される「新陰流」の創始者“上泉伊勢守”
その生き様を辿る歴史小説である。
上泉 信綱(かみいずみ のぶつな)上泉伊勢守、戦国時代の兵法家。
上野国赤城山麓(前橋市上泉町)の大胡城に拠った藤原秀郷流の大胡氏の一族、大胡城の西南2里の所にある桂萱郷・上泉に住んだ上泉氏の出身で上泉城主である。
兵法家で陰流、神道流、念流の諸流派を学び、遂に、新陰流を大成。
上野国赤城山麓(前橋市上泉町)の大胡城に拠った藤原秀郷流の大胡氏の一族、大胡城の西南2里の所にある桂萱郷・上泉に住んだ上泉氏の出身で上泉城主である。
兵法家で陰流、神道流、念流の諸流派を学び、遂に、新陰流を大成。
信綱は箕輪城の長野氏に仕え長野氏滅亡後、武田信玄には仕えず、落城後、新陰流を普及させるため高弟と共に諸国流浪の旅に出る。 伊勢の北畠具教を訪ね、奈良宝蔵院の胤栄と柳生宗厳と出会いこれを下し、永禄8年には柳生宗厳(石舟斎)・胤栄に印可状を与える。
前半、師弟子の関係を持つ男女の微妙な恋愛関係も絡ませながら、武将間の駆け引きや、戦国時代の地理的戦略・戦術の在り様も描きつつ、最後は剣の道、一筋に生きようとする男の物語であった。
結構、引き付けられて久方振りにここ数日間、寝る前に楽しくも戦国の世を駆け巡る一時を過ごすことができた。
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