「わしのギターを見ておくれ」 ファイナル~vol.2~
先日、ギブソン自慢をもって店じまいしたはずの「わしのギターを見ておくれ」。
ですが、もう1本だけ(泣)。
CHAKI W-5
京都の楽器職人茶木純啓氏が1947年に創業した「茶木弦楽器製作所」の1970年代の作。正確な年は特定できません。
コントラバスやウッドベースの製造が主の会社だそうですが、憂歌団が愛用したことでギターも一般に知られるようになったそうです。
サイドとバックがハカランダ。鳴りは十分、音はまろやか。
形はギブソンJ200。前回紹介したJ180もですが、アメリカ人より体が小さな日本人でも、扱いやすいフォルムだと思います。
ネックはより日本人向けにギブソンよりも薄くしているそうです。
茶木純啓氏は、個人的かつ一方的にですが、加藤製作所の加藤清さんのような方ではないか、と想像しています。
加藤さんの万年筆は高くなくてもしっかり作られています。
茶木さんの作品も加藤さんの作品も、バカ高い海外ブランドに負けない素晴らしい作品だと思います。
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