アコギおやじのあこぎな日々

初老の域に達したアコギおやじ。
日々のアコースティックな雑観

ソバダバダ、ダバダバダ

2007-09-26 | Weblog
 そばについて、思う。


 農村では、お母さんやおばあちゃんがそばを作ってくれる。雑な味である。丁寧に挽いてないし、太さも均一ではない。実際、店のそばじゃなし、そんなに丁寧にやっていられない。そばは、家庭料理の一種類でしかないのだ。

 一方、店のそばはというと、職人さんが自分の腕とプライドをかけてつくっているので、繊細な味。挽きぐるみをぜいたくに使っているのでコスト高。馬鹿丁寧なほどに太さも均一である。

 「趣味」や「道楽」から「商売」に鞍替えした、どちらかというと「公務員の退職・脱サラ組」が多い。あと「電力」。いずれにしても在職中から「仕事」と「趣味」を両立できた人たちが多い。のど越しの良さは、手間と金をかけたかどうかにかかっている。公務員の場合、概ね、退職金の額に比例しているのではないか。皮肉半分だが、実際も半分である。



 多くの料理がそうだと思うが、おかあちゃんが作ってくれたものもおいしいけど、同じものでも「料理人」や「職人」と呼ばれる人が作ったものは、別次元なおいしさなのだ。



 だから、そばについても、である。



 味わうのであれば、「店」のものを丁寧に食すべきである。
 コンビニ弁当世代の若者ならまだしも、いい大人がそばの話に「ボリューム」とか「なんとか丼とのセット」とか「海老のてんぷら何本」とかの話を持ち込まないでほしい。


 魚にしても、牛や豚や鶏にしても、または野菜にしても、もともとの姿から解体してみると、食材としての理解が深まると思う。そばも、然り、である。


 「店のそば」は、コストや手間を考えれば高級料理並みの値段となってしまうのは仕方ない。たいそうな労働力が必要だ。そして、その分、実際においしいものに仕上がっている。


 そばは、郡山より会津のほうがおいしいと思う。当たり前だが、知っている人が多い。
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