アコギおやじのあこぎな日々

初老の域に達したアコギおやじ。
日々のアコースティックな雑観

楽譜が読めない

2008-04-08 | Weblog
 G線、D線、A線、E線。

 楽譜の中では「ソ」「レ」「ラ」「ミ」。

 ヴァイオリンの4本の弦である。

 


 音楽をやっている人ならだれでも分かる「基本中の基本」。が、それが私にとって頗る難しい。


    ◇

 楽譜が読めない。

 軽い気持ちでヴァイオリンを始めて5ヵ月。幼少期に少しいじった経験があるという精神的な余裕があったためだろう。ほとんど根拠のない自信を支えにして、なんとなく簡単な曲を弾けるところまではきた。

 が、このところ「楽譜」という巨大な壁が立ちはだかっている。

    ◇

 「最も習得が難しい」「音が用意されていない」といわれる楽器に対して、緊張感がなさすぎたのかもしれない。これまでは、耳で覚え、先生の指の運びを真似して、なんとかレッスンに着いてきたのだが、限界である。


     ◇

 先週のレッスン。音階のボウイングのあと、先生は楽譜をめくって「じゃあ、これは初見でやってみましょうね」。


 いや「初見」って? できないって。

 先生は、楽譜を読めない人間が、実は大多数であるということをご存じなかったらしい。ましてや、少なくとも、自分のレッスンに来る人が、よもや楽譜盲だなんて。

     ◇

 「楽譜が読めないんです」。告白した。先生は驚き、そして苦笑い。

 3月までのレッスンは生徒3人だったが、今月から2人になってしまった。もう1人は高校、大学と吹奏楽でトロンボーンをやっていた女性。たいていの曲は初見で弾けるらしい。

 前回のレッスンでは、自分が相当に足手まといになっていることを実感してしまった。

 なんとかヴァイオリンを続けていくためには、楽譜が読めるようにならなくてはいけない。

 次のレッスンは4日後。


 仕事なんかしてる暇ないぞぉ。
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