アコギおやじのあこぎな日々

初老の域に達したアコギおやじ。
日々のアコースティックな雑観

ラジオ

2010-01-12 | Weblog

 たて15センチ、よこ5センチ。薄さは2センチほど。

 1ヶ月3万円の単身赴任のアパートのちゃぶ台に置いている、黒い携帯ラジオ。



 たいていはNHKの第1。テレビは、ほとんど見ない。



 5段式延長のアンテナを引っ張ると、先端5センチほどの部分が歪んでいる。


 3歳だった息子が噛んで曲げた。

 もう3年も前になるのか。

妻の仕事の都合で、朝はいつも2人きりだった。

 当時、仕事の負担もあって、心が折れそうに大変だった時期だった。

 汗と涙の朝食、排便、そして出勤だった。



 アンテナは、猛獣が噛み付いたようにすごく傷んでいる。


 「随分としっかりした咀嚼力だったんだなぁ」。


 そのラジオを聴いて、そして、7年前から使っているB5判の小さなパソコンをちゃぶ台に置いて、いつもこのブログを書いている。





 新年 あけまして おめでとうございます。


 今回の年末年始は、社会人になって、最もゆったりした休暇をいただいた。


 毎日、朝から晩まで息子と一緒。めしも一緒。遊ぶのも一緒。ふろも一緒。寝るのも一緒。起きるのも一緒。

 かつてのように息子に手間はかからない。食事もトイレも、自分一人でできるようになった。

 素直に、優しく育ってくれている。


 こういうのを「至上の幸福」と表現して差し支えないだろう。




 来月で6歳。


 4月には、1年生。自分の意見を主張し、感じた疑問を率直に質問する年齢まで育ってくれた。




 このラジオを聴いて、今年も頑張っていこう。

 単身赴任のちゃぶ台に向かって、そう、意を強くしている。
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