5歳の男の子のイキザマは、まさに風、いや嵐のようだ。
起きた。
とりあえず、走る。
で、ボール遊び。
で、ブランコ。
で、プール。
で、虫捕り。
で、花火。
で、ご飯。
で、「たたかい」。
で、おふろ。
で、「けっとう」。
で、「けっせん」。
で、「ひっさつわざ」。
いくら、かわいいわが子でも、もういい加減にしてくれ。
5歳の子供より、運動能力はまだ私のほうが上である。当然ながら。
しかし、その持続力は、回復力はなんなのだ?
遊びを求めてくるその姿は、悪魔的でさえある。
きっと、細胞が違う。
待ってくれ。
おれはもう白髪交じりなんだ。
筋肉も、細胞も。
ギターの指も動きが悪くなってきた。
ヴァイオリンはもともとが下手だからしょうがないのだが。
お前は、けっこう、でかい。
スピードもある。
だからこそ、小さくて遅いヤツを思いやる能力が必要だ。
そうでなくては、大きな意味がない。
速い意味がない。
息子よ、男とは、そういう生き物だ。
慢心したときこそ、敗北が待っている。
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