この季節の楽しみ。
NHKラジオ「夏休みこども科学電話相談」。
毎年、夏休み期間中に放送される季節特番。自然や昆虫や天文や、とにかく子どもの興味のあることの疑問に、その道のプロが回答する。
が、子供が相手なので学術用語や専門用語は通用しない。
「根本の説明」に専門家たちが苦労する。
その事柄を本質的に理解していないと、分かっていない人には説明できない。
実際、この番組のおもしろさは、そこにある。
子供たちの純真な疑問、それに誠実に対応する専門家たちの苦労。これが非常に楽しい。
が、このところこの番組の時間帯に国会中継が入って、実に不愉快な思いをさせられる。
子どもたちと科学者が誠実な言葉のやり取りをしているのに、突然、不誠実の極みの醜悪な政治家が入ってくる。
自己の主張を実現するためだけの、不誠実で不遜な言葉の応酬。子どもと科学者たちとのやり取りとはまったく真逆の、悪意にまみれた言葉。特に、総理大臣のへ理屈は、聴くに堪えない。
と思っていたら、高校野球が始まってしまった。子どもと科学者のやり取りは、またしても妨害されてしまった。
まぁ、政治家たちのディベート合戦よりは、セミプロたちの就活合戦の方が、まだましか。
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