きのう、8月10日の深夜、NHKの総合テレビでラジオ「夏休み子ども科学電話相談」の魅力を語る番組をやっていた。この番組についてブログで語ったすぐ翌日のことだったので、ちょっとうれしかったけど、自分にとってはびっくりのタイミングだった。NHKの番組作りの人、まさかオレのブログなんか見てないだろうけど。
改めて言うが、このラジオ番組は本当に素晴らしい。芸術がある。
で、もうひとつ。現在のNHKで評価できるものは、もうこの番組くらいしかない。
看板である、午後7時や午後9時のニュースのメーンキャスターのコメントは特に酷い。聞くたびに、この国の行く末への失望感を湧き起こしてくれる。
自分の意見は決して言わない。一般論のみ。対立した意見に対して自分の意見は避け、ただただ大勢側に逆らわないようにしながら立ち回っている。決して、報道人ではない。ジャーナリスト? 絶対に違う。
中学、高校ではクラスの中でいじめを見て見ぬふりし続けてきた人間に違いない。あの生きの悪い魚のような目が人物を語っている。
きょうの川内原発再稼働のニュースに対するコメントにしても、そう。国民の意見と、籾井会長の意見と、どちらにも逆らわない言い回しでヌルリと逃げ回っている。
「それぞれの立場はあっても、絶対に事故は起こらないように」って、だからそういった安全神話があったために福島の事故が起きちゃったんでしょう。あんたのコメントを真面目に聞いていると、脳が腐れる。
さてと、政治家と財界人たちと、「地元の経済のためには」と言っている子どもや孫のことより現在の自分の財布の中身ばかり気にしている商店街の親父たちは、いったいいつになったら学ぶことができるのだろう。
「半減期が○○万年」なんてものについて、せめて100年くらいのスパンで物事を考えられないものかね。
「踏襲」を「フシュウ」と読むような奴らが牛耳っている国じゃ無理かな、やっぱり。
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