明治、大正期に活躍した版画家・画家、吉田博の展覧会が24日まで、郡山市美術館で開かれている。
知らなかった。展覧会の開催ばかりではなく、吉田博さんのことも。
息子が教えてくれた。18日朝に単身先に電話をくれた。数日前に校外授業で美術館を訪れ、衝撃を受けたという。「ぼくがこれまで観たなかで一番好きな作家。お父さんも観といた方がいいと思う」
ネットで検索する。なるほど、いい。
18日は休みが取れたので、朝のうちに連絡を取り合い、息子は妻の車で美術館に向かい、正午前くらいに美術館駐車場で待ち合わせということで約束した。が、おれが先に美術館近くに着くと、車が駐車場外の道路まで数珠つなぎ。多分、駐車場に入るだけでも2時間近くかかりそうだ。
息子に連絡を入れて、この日の観覧は諦めることにした。半年ほど前に東京都美術館のモネ展に行って、息子は人生初の大渋滞を経験した。あの苦痛は、二度と経験したくないだろう。
久しぶりに一緒に昼食をとり、息子は自宅へ、私は単身先に帰った。美術館前に並んでいる車は県外ナンバーも多かった。「ぼくが一目で大好きになったくらいだから、日本中に大ファンがいるんだろうね。でも、期間中に必ず一緒に観よう」と言ってくれた。
12歳5か月。身長はすでに母親を抜き、私に迫っている。身長ばかりではない。親が考えるよりもはるかに成長しているのだ。
「これまで観たなかで一番好きな作家」と表現した。
まだ幼いと思っていた息子が、こういう言葉を出してくるとはな。一番好きな絵、音楽、本、焼物…。いろんな話ができそうだな。好きなタイプなんかも。
いや、やめとこ。いろいろ危うい。
あれ、ウィキで調べたら、吉田さんの誕生日、おれと一緒。一緒に行く日に息子に話してみよう。
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