(3月7日)
午後11時、就寝前に電話を確認すると、息子からの留守電が入っていた。
「きょう、U-10にヤスタロウさんが来たんだ」
息子の所属しているサッカー教室に、松木安太郎さんが講師として来ることは以前に聞いていた。
「うますぎる。ぼく、怖いくらいだった」
息子の声が踊っている。恐怖にも似た驚きを松木さんのプレーに感じた、という解釈で概ねいいだろう。
◇
名前は知っていた。ちょっと騒がしめのサッカー解説者兼タレント。日本代表の試合では、解説者というよりは熱血のサポーター代表という趣きだろうか。
が、息子の話しぶりから実は松木さんは相当にサッカーがうまいということを認識した。まぁ、日本代表の試合を解説しているくらいだ。現役時代も相当の選手だったに違いない。
◇
「活躍した子だけサインをもらえたんだ。ぼくは活躍できなかったからもらえなかった」
その口ぶりは悔しさをはらんでいなかった。逆に、サインをもらえたM君とY君の2人の活躍を誇らしげに語り「ぼくも頑張るぞぉ」ってな昂ぶりがうかがえる。
◇
私のような、W杯のときだけのにわかサッカーファンの一人としては「ちょっと騒々しい解説者だな」などと感じていたが、考えてみりゃあ、やっぱりすごい人なんだよな。
わずかな時間の指導で、子どもたちにこれだけの感動を与えてくれたなんて。M君やY君はもとより、息子も、U-10のみんなも、きっと松木さんの指導を大人になっても記憶し続けるに違いない。
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松木さん、子どもたちに感動をありがとうございます。
お忙しいのに、福島まで来ていただいて。保護者のひとりとして心から感謝いたします。
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