午前3時過ぎに喉が渇いたので水を飲みに起きたら、
戸を閉めた部屋に入れていたミルコが、
引き戸を手で開けて這い出たようで、
土間にうずくまっていました。
ミルコが開けた引き戸
寝られなくなったので、そのままミルコの身体を撫でていて朝を迎えました。
夜中にミルコは茶色い液体を嘔吐しました。
手足の油汚れをなめて落としたものを吐いたと思われます。
私が起きるとそばに寄ってくるミルコが、今朝は姿を見せません。
「ミルコ、ミルコ」と、呼んでも出てきません。
小一時間ほど経った頃、庭池のメダカに餌をあげていたら、
草むらの中からネコの泣き声が聞こえます。
覗いてみるとミルコがうずくまっています。
抱き上げようとしたら、「シャー」と、威嚇して爪で引っ掻きます。
それでも捕まえようとしたら、逃げられてしまいました。
ミルコは足を引きずりながら一目散で逃げて、プレス場の奥に潜り込んでしまいました。
狭いところで人が入り込むのは難しいので、しばらくほおっておくことにしました。
4年前、ミルコを動物病院へ連れて行ったとき、
家に帰ってキャリーバックから出したら逃げられてしまい、
エリザベスカラーを着けたまま1ヶ月逃げ回っていた警戒心の強いネコなので、
プレス場の隅っこから出てくるのを気長に待つことにしました。
手足が泥だらけになったミルコ
1時間くらい経ったら手の届くところまで出てきたので、
ミルコの首根っこを押さえて捕まえ、キャリーバッグに入れて、
ねむの木動物病院へ連れて行きました。
バックから出すときに引っかかれないように私は軍手を二枚重ねてはめて、
ミルコを引っ張り出しました。
暴れると思っていたら、今日はおとなしく診察を受させました。
左後ろ足をねんざしたか、喧嘩して噛まれたのではないか、という獣医さんの診断でした。
骨が折れていないようなので一安心です。
化膿止めの抗生剤を注射してもらって帰って来ました。
ミルコをキャリーバッグから出したら、
悪い足を引きづりながら部屋の隅に隠れてしまいました。
今日も暑さがすごくてクーラーの利いた部屋から動けませんでした。
それなのにネコたちはクーラーが嫌いとみえて、
おまけは朝から外に出たまま、日が暮れても家に入ってきません。
ミルコはクーラーのない隣の部屋から出てきません。