「いっぽ」のつぶやき

健康に福祉にボランティアにと、自分らしい人生を過ごすために、一歩ずつ歩んでいる「いっぽ」のつぶやきです。

猛暑で死者が・・・

2007-07-26 07:05:10 | 環境問題
南ヨーロッパでは記録的な猛暑が続いていて、山火事が起こったり、熱中症で亡くなった人が数百人にも上るそうです。
イタリアでは、アドリア海に面した観光地で山火事が発生し、海岸まで火の手がせまり、水着姿で船やヘリコプターに救助された観光客もいたようです。
ハンガリー、ルーマニア、プルがリアなどで気温45℃を記録、48℃になったところも出ていているそうです。
このところ、熊本では35℃前後の気温が続いているんですが、ものすごい暑さで、クーラーのない部屋は蒸し風呂状態です。
それより10℃も暑いわけですし、お風呂の適温が42℃くらいですから、48℃の気温なんて、想像できません。

逆にイギリスでは、20日から豪雨が続き、1万戸以上が浸水し、8月はじめまで続く見通しだそうで、さらに被害が出る模様です。
気温は秋を思わせる肌寒い日が続いていて、夏が来ないのではないか?と懸念されているそうです。

カエルを熱いお湯に入れると飛び出しますが、水に入れ、徐々に温めていくとその温度変化に気づかないので、そのまま死んでしまうという話があります。
それが本当かどうかはわかりませんが、私たちもこれまで地球温暖化、異常気象などの問題が取り上げられ、何とかしなくてはいけないのはわかっていても、便利な生活が優先され、具体的に何も手立てを講じずに過ごしてきました。
それが、猛暑のために数百人が死亡するような事態に直面し、今の地球はまさに瀕死の状態にあるように感じます。

日本でもやっと各家庭でも二酸化炭素の消費量を減らす工夫をするように、と呼びかけが始まりました。
京都議定書で6%削減を目標にしているにもかかわらず、それ以降、さらに8%も上昇している現状で、呼びかけだけでそれが減らされるとは考えられません。
原子力発電所の怖さも今回の地震で嫌と言うほどわかりました。
もっと具体的に、夜間営業を止めるとか、全世帯に太陽光発電を取り付けるように補助をするとか、すぐに取り掛からないと、手遅れになってしまいます。

その対策として、エコ住宅が紹介されていました。
沖縄石垣島で30度越える日が続いていますが、エアコンなしでも快適に過ごせる家がありました。
壁に断熱材を入れてあるのです。断熱材といえば、寒い地方の暖房の効率を上げるために使われていましたが、これが夏にも有効なのだそうです。
断熱材なしと断熱材ありの小屋を作り実験してありました。
両方ともエアコンで28度に設定してありますが、部屋の中の体感温度は全然違っていました。
断熱材の入った壁はひんやりしていますが、入っていない方の壁は熱くなっています。
部屋の温度自体は変わらないんですが、断熱材が入っていないと遠赤外線効果で暖かく感じるのだそうです。
断熱材も新聞紙を細かく粉砕したものを使ってあり、隅々まで行き渡り有効なのだそうです。
また壁の外側に板壁を取り付けると、日除けになってさらに効果が上がっていました。

エアコンの室外機にも工夫がなされ、これまでは外に熱い空気を排出するので、ヒートアイランド現象を引き起こしていました。
それが形は大きくなっていましたが、排出された熱をパイプを使って地下に放出するので、熱効率もよく消費電力が少なくなり、しかも外の気温の上昇も抑えられます。

一軒の家での二酸化炭素削減はしれたものですが、全世帯で行なえば、かなりの削減につながります。
また商店、企業でそういうことに積極的に取り組むところは、大いに宣伝し、エコが会社の売りになるようにすれば、もっと本腰を入れて対策を練ってくれることでしょう。

カエルのように、最後までのほほんとしていては、地球は全滅してしまいます。
みんなで出来るところから、自分の生活をエコに変えていきましょう。
コメント
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