「いっぽ」のつぶやき

健康に福祉にボランティアにと、自分らしい人生を過ごすために、一歩ずつ歩んでいる「いっぽ」のつぶやきです。

阿波の国の遍路旅

2010-10-25 22:02:05 | 肥後観音寺
20日から24日の4泊5日で四国八十八カ所のうち、徳島県の1番から23番までを巡拝してきました

20日、午後5時出発の予定でしたが、4時過ぎには総勢15名全員が揃い、4時半には出発しました。
バスは27名乗りで、ほとんどの方が二人掛けのところに一人ずつゆったりと座ることが出来ました。
途中の高速で工事区間があり、渋滞していましたが、フェリー乗船の1時間前に小倉港に到着です。

夜9時、乗船して指定の部屋へ入ったのですが、女性12名ではちょっと窮屈です
一般客用の部屋はがら空きだったので、添乗員さんが手配してくれて、そちらの部屋も使わせてもらいました。

翌朝、4時に起き、5時には松山港で下船、まだ暗い中、徳島県に向けて出発しました。
1番札所、霊山寺に8時半に到着し、いよいよお参りの始まりです。
各お寺の納経所で、納経帳や掛け軸に朱印を押してもらうのですが、私たちがお参りしている間に、
添乗員さんがまとめてやってくれるので、助かります。

6番安楽寺で昼食をとり、今日の予定の10番まで順調に終わりました。
まだ時間があったので、11番と17番をまわって、5時前には宿坊の6番安楽寺に戻ってきました。

安楽寺の山号は「温泉山」、その名の通り、お風呂は温泉です。
さっそく温泉に入り、夕食をいただいた後、7時から檀家の皆さまといっしょに、本堂で行われた法話会に参加し、
北海道から来られた住職のお話を聞きました。

22日、6時半から朝食、7時15分出発で、二日目のお参りです。
コースの都合上、16番観音寺からスタートしました。
次の14番常楽寺から15番国分寺までは700mしかないので、ここだけは歩き遍路です。
短い距離でしたが、歩くとなると結構あります。これを全部歩くのはたいへんだと、改めて感じました。

次の20番鶴林寺は本堂の両側に雌雄の鶴が配置されていました。
21番太龍寺はロープウェイに乗って行きます。
途中、鉄柱のところはガクンとなり、まるでジェットコースターに乗っている気分でした。
まだロープウェイが出来ていない時に歩いて行った方もいて、そのときはたいへんだったそうです。
ロープウェイからしか見えない高い崖の上に、絶滅した狼のモニュメントが5頭、設置してあったけど、
どうやって運んだんだろう???

22番平等寺、23番薬王寺と回って、5時に宿泊先の19番立江寺に到着しました。
阿南市に住んでいる幼なじみが訪ねてくることになっています。
まず本堂でお勤めをしたあと、夕食を済ませて、待ちました。
仕事を途中で切り上げて7時に来てくれたので、部屋で話していると、ノックの音が・・・
一人の方が熱を出されたようです、と連絡が入りました。
熱を測ると38度もあり、寒気がするといわれます。
その前まで歯が痛かったけど、今は痛くなくて、喉が痛いし、19日にインフルエンザの予防注射をしたとのこと。
風邪なのか、予防注射の影響なのか、本人は大丈夫、というのですが、どうしよう

友人にその話をすると、歯からも熱が出ることがあるそうです。
実は彼女は阿南市で歯科医院を開業している歯医者さんです。
さっそく診て貰ったところ、歯茎が腫れていて、そこからの熱だろうということで、
バッグの中を捜して、たまたま持っていた抗生物質を分けてくれました。

それを飲んでもらって、様子をみることに・・・
すると、徐々に熱も下がり、翌朝は平熱に戻って、元気にお参りすることができました。
それにしても、こんな偶然あるんですねぇ。これもお参りのおかげかな・・・

23日は18番恩山寺、13番大日寺、そして一番の難所の12番焼山寺です。
ここはマイクロバス2台に乗り換えて、くねくね道を30分ほどかけて上ります。
その後、さらに10分ほど歩いて、ようやくお寺にたどりつきました。
これで、1番から23番まで、阿波の国のお参りは終了です。

昼食後、徳島市の阿波十郎兵衛屋敷で人形浄瑠璃の見物をしました。
演目は「傾城阿波の鳴戸」で、有名なシーンだけは知っていますが、解説を聞いて、ようやく全容がわかりました。

2時半に出発し、途中、夕食を食べてから、午後7時、松山の道後温泉「ぼっちゃんの湯」の前に到着です。
でもそこは人だかりがして、温泉館の中も人であふれています。
浴室に入ると、ここもまた人がいっぱいで、洗い場が空きそうにもありません。
しかたなく、湯船のお湯で体をざっと洗い、湯につかることができましたが、
まるで芋の子を洗うようで、みんな早々に出てきてしまいました。
1時間後にバスが迎えに来る予定だったのですが、買い物しても時間が余ってしまい、
15分も早く迎えにきてもらいました。

そこから松山港で1時間ほど待っていたのですが、土曜日だからでしょうか、団体さんが続々とやってきて、
大にぎわいです。
乗船すると、今度は最初から二部屋取ってあったので大丈夫でしたが、行きと違って一般客用は満杯のようでした。

24日、5時に小倉港に着いたとき、パラパラと雨が降っていました。
6時、サービスエリアで美味しいと評判の肉うどんを食べてから、熊本へ。
8時すぎ、お寺に到着したころには晴れていて、荷物の積み替えも楽にでき、
みなさん、本堂で無事に帰った報告をしたあと、家路につかれました。
9時過ぎ、みなさんが家に帰りつかれたあとに、突然、どしゃ降りの雨です。

初日にパラパラと雨が落ちたのですが、傘をさすほどではなく、その後はずっと曇り空で、
帽子もいらず、家に帰り着いたのを待っていたかのように雨が降り出しました。
主人の晴れ男ぶりも板についてきたようです。
コメント
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