「いっぽ」のつぶやき

健康に福祉にボランティアにと、自分らしい人生を過ごすために、一歩ずつ歩んでいる「いっぽ」のつぶやきです。

いやなことは・・・

2008-05-14 23:38:46 | 日記
夕刊に「おばさん事典」というコーナーがあり、おばさんらしき作家がエッセイを書いていて、おばさん気質をみごとに捉えているので、毎回楽しみにしています。
今回は「いやなことは」というタイトルで、スーパーのレジで見た風景を夫に話している感じで書いてありました。

レジで私の前に60代半ばくらいの夫婦がいて、夫はダンディーで感じのいいおじさま。妻は背中しか見えなかったの。
順番がきて夫は千円札を出したあと、妻に端数の小銭があるかと聞いた。妻はバッグを開け、財布を捜し始めた。
すると、いきなり夫が怒ったの。
「何をぐずぐずしているんだっ、バカっ」「早くしろっ、バカっ」
場がしんとした。
妻が黙って小銭を渡すと、またまたびっくり。
夫はレジのおねえさんにやさしい声で「どうもお待たせしました。すみませんでしたね」だって。
いやーね。こんな外面のばっかりの男。
妻はずっと顔をふせたまま去った。
後ろ姿が悲しかった。
あの妻は後で夫に抗議したかしら「人前で怒鳴ったりしないで、私はとてもみじめでした」って。
いやなことは、はっきり伝えないと相手はわからないのよね。
あなたも私に対していやだと思ったときは言ってね。
言ってねって言ってるでしょ。
返事は。
なに、そういう風にいわれるのがいや?
あっ、改めます。

この作家さん、普段から夫にはっきり言える立場だから、こういう風に思うのでしょうね。
私は、その妻は夫に絶対抗議はしないと思います。
もし抗議などしたら、もっと怒鳴られることはわかっていますから。
でも、そういう場面を見なかったら、ダンディーなご主人でいいわねぇ、とうらやましがられることでしょう。
人って、いろんな面があるので、一面だけをみて判断できませんよね。
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