空の上で

去年の春、素敵な人に
出会うご縁をいただきました。
遠く青森からいらした
92歳の女性は
そこに座っているだけで
まわりの空気やひとのココロを
浄化するようでした。
一昨日のニュースで
お空へいってしまわれたという
ことを知り
またお会いしたいという願いは
叶わなくなりました。
なん百というひとたちを
さまざまな苦しみから
救ってこられた方でした。
だから
どうかゆっくりおやすみください
と
本来は申し上げるべきだと
思います。

だけどもし、あとひとつ、
おむすびを握ってくださる
お気持ちが残っていたなら
ほんのひとあし先に
お空に向かった
私達の先生のご子息に
ふるまってはいただけないでしょうか。
25年という短い時間で
きっとやり残したことが
たくさんあって
さぞ悔しい気持ちだと
思います。
悲しみにくれるご両親や妹さんに
申し訳ない気持ちもあると思います。
もしひきうけてくださるなら
これ以上心安らぐことは
ありません。

今もなお、来月には
復帰すると言ってくださる
先生の力になれるよう
私たちはこちらで努めます。