まくとぅーぷ

作ったお菓子のこと、読んだ本のこと、寄り道したカフェのこと。

こいの話。

2016-02-17 20:37:16 | 日記
うちんとこの社長、下の名前が鯉一っていうんですよ。
電話なんかだったら絶対「え?コウイチさん?ヨイチさん?」
ってなると思う。難儀だろうなあ。偉くなっちゃったのに。
なんでも生家が北陸にある錦鯉問屋なのだそうです。
たまーにふらりとうちの事務所にやってきて
事務員の女の子に冷たくあしらわれると喜んでいらっしゃいます。


って話じゃなくてね。


同僚のTさん、タッパのあるエキゾチックな美人さんです。
ここに来る前は旅行代理店でばりばり働いてたそう。
クールな魅力満載。そんな彼女は女子校出身。
シャレにならないくらいモテたんだって。

当時はショートヘアで剣道部。
そりゃもう仕方ないでしょう。
バレンタインにはチョコレートの嵐。
すべてにご丁寧なお手紙つき。

しかし同学年ならいざ知らず、後輩だったりすると
名前書かれていても「誰?!」って感じだったそう。

手作りのお菓子に一体何を混入されてるか
わかったものではないので
とりあえずすべて廃棄するものの
お返しどうしたらいいんだろう、と
お母様に相談しながら無難に返礼してたそうです。

部活終わりを待ち構えて
帰り道についてくる子なんかもいて
正直「身の危険」をなんども感じ
学校の先生にも相談したそうです。
笑い事じゃあないんだよね。
今となっては、って笑っているけれど。

恋愛に憧れてはいるものの
まわりに女の子しかいないという状況で
疑似恋愛に走るってことはあるだろうけど
それこそじぶんのあたまのなかの妄想だけが
突っ走るわけで、向けられた側は迷惑ですよね。
いや迷惑ってこともなくて
一緒に妄想に伴走するひともいたらしいけど。
そういえば我が家の近所にあるB高校の子
制服でふたりで手をつないで帰ってるところをみたひとがいるな。
(B高校は野球なんかが強くて有名な男子校です 笑)

私自身は女子校に通うなんてこと
ひとかけらも考えたことないし
じぶんのムスメにも勧めようと思ったことないのです。
ただ共学だろうが異性だろうが妄想暴走型の人間ってのはいるし
それに対してリアリストなムスメがとても困ったことが
あったりもしたけれど。
いちばんびっくりしたのは
「ねえ恋愛って何回くらいしたらちゃんとできるようになるの」
と聞かれ、その疑問をぶつける相手として
最もそぐわないのが君のハハだよ!と返さざるを得なかったこと。
いろいろだいじょぶなんだろうか君は。

恋愛工学っていう思想を世に広めてるひとが
いるらしいけど(お金とって)
とにかく目指すのは女を落とすことで
下手な鉄砲を数多く撃つべし、みたいなセオリーで
そういうのが増えるのもちょっと困るし
それに対抗して「恋愛工学生に落とされない術」
っていうのを書いてる女もいて
他人事だと思って読む分にはとっても面白かったです。
戦いなんだね。笑

ムスメが「彼氏だよ」って連れてくる子が
どんな子なんだろう、とわくわくするのも
恋愛妄想の一種かなあ。