まくとぅーぷ

作ったお菓子のこと、読んだ本のこと、寄り道したカフェのこと。

瞳にうつる80億光年と小惑星kokubunji

2016-02-18 22:58:04 | 日記
打ち上げ成功。

新たに宇宙へ放たれた
天文衛星アストロHの持つ
素晴らしい能力。

これまでの100倍の感度で
80億光年先まで
観測できる。

巨大なブラックホールの
成り立ちを
解明できるかもしれない。

宇宙のはじまりや
未来予想図も
解るかもしれない。

早ければ4月から
映像が送られてくるんだって。

衛星の名前は「ひとみ」
様々なものを見つめる瞳ね。

打ち上げはお馴染みの
種子島から。

でね、日本で一番はじめに
ロケットを試射した場所は
東京都 国分寺にある。

今から60年前
糸川教授らによる
実験に使われたのは
わずか23センチの
ペンシルロケット。

しかも
上空へ向けてではなく
水平試射。
紙のついたてを何枚も破りながら
飛んだそう。

糸川教授のあたまのなかには
すでにスペースプレーンの
構想があって
そのための貴重な第一歩。 

何度か水平試射を成功させ
いよいよ垂直に、と
いう段階になって

すぐそばを国鉄が走る
その土地でやるには
あまりにリスク高すぎるため
別の場所へ基地を移したそう。

でもちゃんとその記念に
小惑星のひとつに
「kokubunji」という
名前がついてる。
こないだ「はやぶさ」が
サンプルを取りにいった
「itokawa」のわりとご近所。

その後
糸川教授は
国内外から圧力や
バッシングを受けて
ロケット開発から
離れた、と
某所に書いてある。

遥か彼方を
見つめる瞳は
ある意味
脅威なのかも
しれないな。