日本海へ行ってきた。
経ヶ岬灯台というのがあって、4年前から、何だかんだで、毎年訪れている。
この子に会うために。
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この話は、何度もブログに登場しているのだが・・・
初めてこの灯台に行った時、不思議な時間を経験した。
周囲に観光客がだれもいなくなった。(もともと、ほとんど人のいない場所だった。)
夫も、他の場所へ写真を撮りに行ってしまった。
気づくと、私一人が灯台のそばにいた。
すると、一匹の大きな猿が現れた。
美しい雄ザルだっだ。
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その猿は、悠然と断崖絶壁の塀の上を歩き回り、まるで私が存在しないかのように、どっかと座り込んで、哲学者のように(ほんとうに、哲学者のように)海を眺めたのだ。
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しばらく見惚れていた。
気付いて大慌てで写真を数枚撮った。
と、猿は、塀の向こうに、ひょい、と消えてしまった。
え!?
断崖絶壁じゃなかったの!?
慌てて下を見ると、山肌が少し覗いている。
そこへ降りたのだろうか。
おろおろとしていると、観光客がわらわらと戻ってきた。
現実世界に引き戻された。
灯台から麓への帰り道でも、たくさんの猿に出会った。
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経ヶ岬の灯台には、海上保安部の監視カメラが付いていて、ネット上から映像を、見ることができる。
(その映像に、かつては時々猿が映っていて、喜んだものだった。)
以来、何度かここを訪れたのだが、一度もこの猿に会えていない。
今回も、篠突く雨の中、灯台まで登ってみたのだけれど、やはり猿の姿はなかった。
世代交代してしまっただろうか。
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次に、三浜という小さな浜を訪ねる。
美浜ではなく、三浜だ。カニの本場の間人(たいざ)の近くの、本当に小さな漁村だ。
子供が小さい頃、また、子供の手が離れてからは、夫婦で何度も遊びに来た浜だ。
ところが、この海水浴場は朽ち果てていた。
見覚えのある海の家も、土台から流されてしまっている。
人の気配も全くない。
夏になれば、それでも、泳ぎに来る人たちがいるのだろうけれど。
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しばらく浜辺でぼんやりする。
センチメンタルジャーニーです。
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経ヶ岬灯台というのがあって、4年前から、何だかんだで、毎年訪れている。
この子に会うために。
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この話は、何度もブログに登場しているのだが・・・
初めてこの灯台に行った時、不思議な時間を経験した。
周囲に観光客がだれもいなくなった。(もともと、ほとんど人のいない場所だった。)
夫も、他の場所へ写真を撮りに行ってしまった。
気づくと、私一人が灯台のそばにいた。
すると、一匹の大きな猿が現れた。
美しい雄ザルだっだ。
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その猿は、悠然と断崖絶壁の塀の上を歩き回り、まるで私が存在しないかのように、どっかと座り込んで、哲学者のように(ほんとうに、哲学者のように)海を眺めたのだ。
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しばらく見惚れていた。
気付いて大慌てで写真を数枚撮った。
と、猿は、塀の向こうに、ひょい、と消えてしまった。
え!?
断崖絶壁じゃなかったの!?
慌てて下を見ると、山肌が少し覗いている。
そこへ降りたのだろうか。
おろおろとしていると、観光客がわらわらと戻ってきた。
現実世界に引き戻された。
灯台から麓への帰り道でも、たくさんの猿に出会った。
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経ヶ岬の灯台には、海上保安部の監視カメラが付いていて、ネット上から映像を、見ることができる。
(その映像に、かつては時々猿が映っていて、喜んだものだった。)
以来、何度かここを訪れたのだが、一度もこの猿に会えていない。
今回も、篠突く雨の中、灯台まで登ってみたのだけれど、やはり猿の姿はなかった。
世代交代してしまっただろうか。
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次に、三浜という小さな浜を訪ねる。
美浜ではなく、三浜だ。カニの本場の間人(たいざ)の近くの、本当に小さな漁村だ。
子供が小さい頃、また、子供の手が離れてからは、夫婦で何度も遊びに来た浜だ。
ところが、この海水浴場は朽ち果てていた。
見覚えのある海の家も、土台から流されてしまっている。
人の気配も全くない。
夏になれば、それでも、泳ぎに来る人たちがいるのだろうけれど。
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しばらく浜辺でぼんやりする。
センチメンタルジャーニーです。
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