昨日の夜、仕事の後に、夜桜を見に行こうと思っていた・・・のだけれど。
あんまり寒くて中止した。
昼間には、細かなあられのような、雪のようなのも降っていたし、風も強かった。
4月なのにね。
お花見はやっぱり暖かくないと楽しくないです。
去年、祇園で夜桜を楽しんでいた時に、仕事帰りの舞妓さんに遭遇した。
写真を1枚撮らせてね、とお願いしたら、「1枚だけどすえ~」と答えてくれた。
その時の写真がこれだ。(以前に載せた事があったけれど)
なんて可愛らしいんでしょう!
着物に桜の花びらが舞っている。
幽玄の美、って言ったら言い過ぎ?
いえいえ、そんなことないよね。
それに、芸奴さんの色気はどうだろう。
舞妓さんが襟を返して芸妓になると、どうしてあんなに色気が出るのだろう。
紐を一本ほどいただけで、はらりと落ちそうな危うげな美しい着物。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/47/cd/d17a1cd31d67154321f33dc5b83ca24e_s.jpg)
(ネットから頂戴した写真です。)
どんな堅物でも、「お兄はん、よろしゅうに~」の一言で、手でも握られたら、腰砕けになると、外賓の通訳をよくする友人が言っていた。(西洋の要人の接待には、祇園甲部の売れっ妓が必ず呼ばれるという。)
因みに、どんなに偉い人に対しても、舞妓さんも芸妓さんも、「お兄はん」で通すということだ。
それなのに、それなのに!
最近、「舞妓体験」とか言って、舞妓さんの正装をして昼間に街を練り歩こう、という商売が京都の町を跋扈している。
いえいえ、舞妓さんは、昼間に正装で(だらりの帯とポッコリを履いて)街中を歩いたりしません。
昼間はお稽古通いだから、袖の短い着物を着て、素顔で、かんざしもささないで歩いてはります。
「舞妓体験」のお嬢さんたちも、かわいらしいけれど、舞妓さんの凛とした雰囲気やはんなりした何とも云えない風情は感ぜられない。
厳しいお稽古を重ねているのだもの、同じはずがないんだけれどね。
けれど、本物の舞妓さんと間違えてシャッターを切る人は多い。
どうなんだろな。
京都の文化振興には貢献しているのかもしれないけれど、私は「舞妓体験」は苦手どす!www
ブログランキングに参加しています。お気に召しましたら1クリックをお願います。1日1クリックが有効です。
人気ブログランキングへ