■新しいTV台・・・
上段中央の仕切り部分。見付け65mmに黒柿を貼り、前面から差し込む。
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中に仕込んだ下地材に横からビス止め。下からは抽斗部分内部よりビス止め。天板からの固定は無理なので仕切り板は基本横からのビス止めとした。
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背面、写真は裏返しになっている。上部のシングルの仕切りが引き出しの中央部分のもの。下のダブルの箱は上段引き違い戸の部分の補強の仕切り部分。
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不要かもしれないが底板、中央に補強材を入れる。手頃な材が余っていたので。無節柾目の檜材、現時点これが一番いい材か(苦笑)
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さて、本体の前見付けを削る(磨く) #80-100 程度の洗いペーパーで表層の塗料を落とす。黒柿の白い部分がはっきりと現れ、黒柿本来の雰囲気となる。多分組み上げると綺麗な箪笥になると思う。
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引き違い部の溝の補修を行う。ささくれていた本体はボンドで丁寧に補修。
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最初から気になっていた、両側面下の金具、新しい時代の箪笥なので、金具が薄い。古いタイプはも~少し厚みがあるので注意すれば綺麗に外れるが、これは綺麗に外すのは無理だと判断した。上部はそのままにして下部のみ外す。
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注意深く、躯体固定の「釘」があるはず・・・
案の定あの長い釘、無理に抜こうとすると側面固定が緩む。
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クランプで固定してから長い釘を抜く。先に行った補強と同じビス止めとした。
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下の部分は切りかいてみた、よくある仕口・・・
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やはり比較的新しく、かなり薄い鉄板だ。製造精度がよくなると薄い資材が可能だが、取り外しての補修には耐久性には厳しい。今まで扱った中では一番薄い。
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そして、悩む本体仕上・・・
両サイドの金具の処理。下は外したが、上は・・・これを外すと多分付け戻しは無理なので埋木などの処理が必要になるだろう~
明らかに薄い側板に浅い彫り込みで仕込んである。古い箪笥の場合は内部にまで固定金具でしっかり固定しているが、内部を見てもそんな仕口ではない。そもそも意匠的な飾りの金具に思える、通常ならここに竿を刺して持ち運ぶための強度がないと、それほど強度があるとは見えない・・・
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金具を外すと天板の汚れもサンダーで落とせる。杉板へのオイル仕上げでかなり明るい雰囲気になる。
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が~ 天板のこの傷はサンダーでの磨きでは跡が残る、ほくろかそばかす状態になるか。これはいただけない。中央の目立つ箇所なのでなおさら。さてど~する・・・
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