LK上昇段が完成しました。1月2日に製作開始して、やっとここまでです。
もっとも、上昇段そのものは、22日からの製作ですから、およそ一週間、というところです。とりあえず一段落ついて、ほっとしております。ホームページでも、各部の写真を紹介しておりますので、よかったらのぞいてやってください。
それにしても奇妙な形です。人一人乗れて、月に降りられればそれで十分!という開き直りすら感じられます。模型と資料を見ても、ハッチらしきものは一つしかありません。ということは、着陸船に乗り込むために船外活動をしなければならないということですよね。
アポロの月着陸船には、非常時の船外移動を想定してか、正面のハッチから宇宙船へと通じる手すりが設置されています。しかし、LKにそれらしきものは無し。
人類初の宇宙遊泳を成し遂げたソ連のレオノフ飛行士は、船外活動を終えて宇宙船に戻る際、死ぬ程苦労したそうです。その時ソ連では、生中継が中断され、モーツァルトのレクイエムが繰り返し流されたとか。
危険な月着陸を前にして、着陸船に乗り込むだけのために命を懸けなければならなかったとは!
勇気ある宇宙飛行士のためにも、今週末には全体の完成を目指します。
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