ボストークの仮組みを進めます。
宇宙飛行士は、写真のように座席に固定された状態でカプセルに閉じこめられます。上半身がカプセルから出ておりますが、実はこれ、ジェット戦闘機と同様の射出座席で、大気圏再突入後、上空7,000mで宇宙飛行士はカプセルから離脱、パラシュートで着地します。
海に着水するアメリカと違って、ソ連の宇宙船は地面に降りますが、当時は、着地しても安全な速度まで落とすだけの技術がなかったようです。
「宇宙の傑作機ヴォストーク宇宙船」によると、国際航空連盟(FAI)の規定では、記録飛行は搭乗者の乗った航空機の着陸を持って完結するとされているため、ソ連は、ガガーリンがヴォストークに搭乗したまま着地したと申請したそうです。
でも、このシステムは合理的で、打ち上げ時に緊急事態が生じた場合の脱出にも利用できるわけです。
ともあれ、形になってくると嬉しいですね。早く塗装に入りたいものです。
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