港町のカフェテリア 『Sentimiento-Cinema』


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ポップス・ベストテン 1962年3月 その1

2014-03-01 01:00:46 | ポップス

『今週のベストテン』1962年3月3日
①悲しき片想い ヘレン・シャピロ
②トゥナイト サウンド・トラック
③恋の一番列車 ニール・セダカ
④夢のデイト コニー・フランシス
⑤ルイジアナ・ママ ジーン・ピットニー
⑥子供じゃないの ヘレン・シャピロ
⑦花咲く街角 デル・シャノン
⑧夢みる恋 ヘレン・シャピロ
⑨落日のシャイアン アル・カイオラ楽団
⑩いとしのクレメンタイン ブラウンズ
⑪マリーは恋人 エルヴィス・プレスリー
⑫初恋の人 トニー・ザイラー
⑬ブルー・ハワイ エルヴィス・プレスリー
⑭悲しき街角 デル・シャノン
⑮戦場に陽は落ちて リトル・リチャード
⑯ビッグ・バッド・ジョン ジミー・ディーン
⑰霧の中のジョニー ジョン・レイトン
⑱さすらいのルンバ ホセイト・ロメロ楽団
⑲ウォークンボーイ
⑳ライオンは寝ている トーケンズ

『今週のヒットレコード』1962年3月4日
①ビッグ・バッド・ジョン ジミー・ディーン
②トゥナイト サウンド・トラック
③霧の中のジョニー ジョン・レイトン
④悲しき片想い ヘレン・シャピロ
⑤悲しい恋の物語 ダイオン
⑥さすらいのルンバ ホセイト・ロメロ楽団
⑦北風 テキサス・ビル・ストレングス
⑧恋の一番列車 ニール・セダカ
⑨楽しいデイト ドリス・デイ
⑩あなたに夢中 ジョー・アン・キャンベル
⑪土曜の夜と日曜の朝 ケンブリッジ・ストリングス
⑫電話でキッス ポール・アンカ
⑬夢のデイト コニー・フランシス
⑭戦場に陽は落ちて リトル・リチャード
⑮愛のバルコニー ケイ・アーメン

まず、お断りをさせていただきます。
両番組でベストテン上位に陣取っていた『夜霧のニューヨーク』ですが、当ブログの
【1962年1月 その3】でお話しした通り、この曲は映画『ウエストサイド物語』の主題歌 "TONIGHT"です。
ヒットチャートにはフェランテとタイシャーのレコードでベストテンを先行しましたが
この三月頃にリチャード・ベイマーとナタリー・ウッドのサントラ盤 "TONIGHT"が登場し、
両番組も順次フェランテとタイシャー盤からサントラ盤に移行し始めました。
ただ、私の手元の資料では、『夜霧のニューヨーク』となっていたり『トゥナイト』とメモされていたりで
いつの日から切り替えられたのかが限定することができません。
したがって、この三月のチャートから『トゥナイト』サントラ盤として表記させていただきますので
ご容赦のほどをお願いいたします。

『今週のベストテン』ではベストテンに多少の昇降はあったものの、大きな変動のない週でした。
下位を見ますと、18位に『さすらいのルンバ』が、20位にトーケンズの『ライオンは寝ている』が入ってきました。

『今週のヒットレコード』では、『電話でキッス』と『土曜の夜と日曜の朝』がベステンから外れました。
『電話でキッス』がこれほどまでにベストテンに居座っていたこと自体が異常だったように思えます。
異常と言えば、ベストワンに輝いた『ビッグ・バッド・ジョン』もそれほどのヒットではありませんでした。
さらに言わせていただくと、ジーン・ピットニーの『ルイジアナ・ママ』が『今週のベストテン』で順位を上げて
頂点をめざしていますが、あれほどのヒット曲なのに『今週のヒットレコード』では一度もベストテン内に
顔を出していないのも不思議でなりません。
今週ベストテン入りした『楽しいデイト』『あなたに夢中』も当時にヒットしていたという記憶は皆無です。
『今週のヒットレコード』のチャートはユニークだと申し上げてきましたが、まさに特異なベストテンでした。

↓は『トゥナイト』サウンドトラック盤  YOUTUBEより
各番組では "リチャード・ベイマーとナタリー・ウッドの" と紹介されていましたが、
映画では、ジム・ブライアントとマーニ・ニクソンが吹き替えをしています。
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↓はトーケンズの『ライオンは寝ている』  YOUTUBEより