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映画音楽史(83) 『道』 1957年公開

2014-03-23 01:12:23 | 映画音楽



『道』 La Strada (伊) 1954制作
監督 フェデリコ・フェリーニ
音楽 ニーノ・ロータ
主演 ザンパーノ … アンソニー・クイン
    ジェルソミーナ … ジュリエッタ・マシーナ
    イル・マット … リチャード・ベースハート
主題歌 『ジェルソミーナ』 ( Gelsomina ) 演奏・サウンド・トラック (ニーノ・ロータ楽団)

フェリーニと脚本家のトゥリオ・ピネリが書き下ろしたオリジナルで、人間の神性と獣性を描きながら
純粋無垢な魂を讃えたフェリーニの傑作。
野獣のようで力自慢がとりえの大道芸人ザンパーノは、自分の助手をさせるために貧しくて頭の悪い
ジェルソミーナを彼女の親から一万リラで買い取り、オート三輪で大道芸の旅に出る。
しかし、ザンパーノは旅の途中でいつも彼をからかうイル・マットと争いになり殺してしまった。
さらに、ショックを受けて立ち直れないジェルソミーナを雪の山道に棄ててしまう。
それから数年後の町中で、ザンパーノはジェルソミーナがいつも口ずさんでいたメロディーを耳にする。

主題歌の哀愁をおびた『ジェルソミーナ』はニーノ・ロータの作曲によるものです。
映画では、山村の修道院でジェルソミーナがトランペットを奏でるシーンが印象的でした。
また、ニーノ・ロータはこの映画のために、『ジェルソミーナ』の他にマーチ調の『ラ・ストラーダ』をも
作曲しており、この二曲を組み合わせたものがサントラ盤としてレコード化されています。
日本では、サントラ盤よりもスリー・サンズのRCAレコードが大ヒットしました。

↓はニーノ・ロータ楽団による『ジェルソミーナ』  YOUTUBEより 


↓はスリー・サンズの『ジェルソミーナ』  YOUTUBEより