『昼下りの情事』 Love in the Afternoon (米) 1956制作
監督 ビリー・ワイルダー
音楽 フランツ・ワックスマン
主演 フランク・フラナガン … ゲイリー・クーパー
アリアンヌ・シャヴァッス … オードリー・ヘップバーン
クロード・シャヴァッス … モーリス・シュヴァリエ
ミスター X … ジョン・マクギバー
主題歌 『魅惑のワルツ』 ( Fascination ) 演奏・アンリ・ルネ楽団
クロード・アネの小説『アリアンヌ』が原作のロマンチックラヴコメディ。
パリでの音楽院生のアリアンヌは、私立探偵の父親の書棚から ある調書を盗み読みして驚く。
資産家で高名のプレイボーイであるフラナガン氏と、X氏の細君が密かに通じている様子である。
アリアンヌはこの状況では殺人事件になってしまうと思い、彼が滞在するホテルに向かう。
彼女の決死の機転で修羅場を逃れることができたフラナガンは、懸命にプレイガールを装う彼女に
興味を持ち、アリアンヌの素行調査をなんと彼女の父親のクロードに依頼する。
主題歌の『魅惑のワルツ』は、ベルエポックの1904年にフェルモ・ダンテ・マルケッティが作曲した
『ジプシーのワルツ』が原曲です。その後、コメディ・フランセーズのモーリス・ド・フェローデが詩をつけて
シャンソンとして愛されていました。
映画では、フラナガンが愛のムードを高める場面で お抱えのジプシー楽団に演奏させていました。
サントラ盤はないようですが、アンリ・ルネ楽団やパーシー・フェイス楽団の演奏が有名です。
↓はパーシー・フェイス楽団の『魅惑のワルツ』 YOUTUBEより