【誕生日】
☆アラン・レネ Alain Resnais (1922.6.03~2014.3.01)

1950年代に起きた映画革新運動となるヌーヴェルヴァーグの左岸派を代表するフランスの映画監督です。
フランス・ヴァンヌで生まれ、子供の頃から8ミリカメラで短編映画を撮り始めました。第二次大戦下にパリに出て1943年に
映画高等研究所に入ってモンタージュの研究、写真技術、映画編集などを学びました。戦後になってからは短編映画を数本
制作した後に、1948年にガストン・ディールとロベール・エッサンスの協力を得て『ヴァン・ゴッホ』を撮り、引き続いて
『ゲルニカ』や『ゴーガン』などを制作、1955年にアウシュヴィッツ強制収容所を扱ったドキュメンタリー映画『夜と霧』を
発表、これを機にアラン・レネを中心とした「シネマ・ヴェリテ(映画真実 )」を合言葉としてヌーヴェルヴァーグ左岸派の
活動が活発になりました。
1959年には初の長編劇映画『二十四時間の情事』を監督、それぞれ戦争の悲劇を体験した若い男女の意識の流れを通して
その意識の齟齬を映像化、なかなかの難解な作品ながらもその高度な芸術的映画構成によって絶賛を浴びました。
また、1961年には過去と現在、現実と幻想を自由に交差させた『去年マリエンバートで』を発表、映画の持つ機能を最大限に
駆使して映画芸術の新分野を切り開いた作品として最大の評価を得ました。
これれら難解すぎる二作品に比べて、1966年には『戦争は終わった』を発表、反フランコのスペイン革命家の目を通して自由と
正義を前面に押し出しながら情感ある映像で比較的わかりやすい作品に仕上げています。
これまでの作品においても政治色の強い思想感が目立っていましたが、1967年にはクリス・マルケルの呼びかけに呼応して
オムニバス映画『ベトナムから遠く離れて』に参画、反米勢力の南ベトナム民族解放戦線を支援するという強い政治色を
前面に打ち出した一種のプロパガンダ作品となり、主義主張の是非は別として純粋な映画からはかなり遠く離れてしまった
ようにも思えました。
【主要監督作品】
1948年『ヴァン・ゴッホ』 Van Gogh
1950年『ゲルニカ』 Guerunica
1955年『夜と霧』 Nuit et brouillard

1959年『二十四時間の情事』 Hiroshima mon amour
1961年『去年マリエンバートで』 L'Année dernière à Marienbad
1963年『ミュリエル』 Muriel ou Le temps d'un retour
1966年『戦争は終った』 La Guerre est finie
1967年『ベトナムから遠く離れて』 Loin du Vietnam
☆トニー・カーチス Tony Curtis (1925.6.03~2010.9.29)

キザな二枚目として主にコメディ―作品などで人気者になったアメリカの俳優です。
貧しいハンガリー系移民の子としてニューヨークのブロンクスで生まれ、少年時代には非行を繰り返していたそうです。
第二次大戦中は海軍に所属し、除隊後にはグリニッジ・ビレッジ のニュースクールで演技を学んで役者を目指しました。
そこでユニヴァーサル社のスカウトから声が掛かり1947年に『裏切りの街角』の端役で俳優デビューを果たしました。
これによってキザな二枚目としてスタート、1950年代には冒険活劇、史劇、コメディなどをこなせる主役スターとして
人気者になりました。
しかし、ジャネット・リーやクリスティー・カウフマンとの離婚などゴシップも多く、私生活はかなり乱れていたようで、
1970年に破産宣告してロンドンに移住して主にTVで俳優活動を続けましたが、晩年はアルコール依存症とコカイン中毒
から抜け出せなかったようです。
【主要出演作品】
1950年『ウィンチェスター銃'73』Winchester '73
1950年『盗賊王子』The Prince Who Was a Thief
1953年『魔術の恋』Houdini
1956年『空中ぶらんこ』Trapeze
1957年『成功の甘き香り』Sweet Smell of Success
1958年『ヴァイキング』The Vikings
1958年『手錠のまゝの脱獄』The Defiant Ones
1959年『お熱いのがお好き』Some Like It Hot

1960年『ねずみの競争』The Rat Race
1960年『スパルタカス』Spartacus
1961年『硫黄島の英雄』The Outsider
1962年『隊長ブーリバ』Taras Bulba
1962年『40ポンドのトラブル』40 Pounds of Troubl
1963年『秘密殺人計画書』The List of Adrian Messenger
1964年『パリで一緒に』Paris, When It Sizzles
1964年『ムッシュ・コニャック』Wild and Wonderful
1965年『グレートレース』The Great Race

1967年『サンタモニカの週末』Don't Make Waves
1968年『絞殺魔』The Boston Strangler
☆ポーレット・ゴダード Paulette Goddard (1910.6.03~19904.23)

モデル出身で映画界入りし、一時期チャップリンと結婚生活をともにしたアメリカの女優です。
ニューヨーク州ロングアイランドに生まれ、14歳の時にフロレンツ・ジーグフェルドの一座に入り1926年に初舞台を踏みました。
1929年にローレル&ハーディの短編映画などに出演していたところをチャップリンに認められて(見初められて)1936年の
『モダン・タイムス』、1940年の『独裁者』の主役を務め公私ともにパートナー(事実婚)となりました。
1942年にチャップリンと別れてからも女優活動を続けていましたが、1957年に作家のエリッヒ・マリア・レマルクと再婚して
映画界を引退、スイスに引っ越しました。
【主要出演作品】
1932年『カンターの闘牛士』The Kid from Spain
1932年『極楽兵隊さん』 Pack Up Your Troubles
1936年『モダン・タイムス』 Modern Times
1939年『猫とカナリヤ』 The Cat and the Canary
1940年『チャップリンの独裁者』 The Great Dictator

1940年『北西騎馬警官隊』 North West Mounted Police
1946年『小間使の日記』 The Diary of a Chambermaid

1947年『征服されざる人々』Unconquered
1949年『戦乱の花嫁』Bride of Vengeance
1954年『目撃者は語らず』Girl in Room 17
【ご命日】
★ロベルト・ロセリーニ Roberto Rossellini (1906.5.08~1977.6.03)

ドキュメンタリー・タッチで世界の映画界を震撼させたイタリアのネオ・リアリズム映像作家。
主な監督作品として『無防備都市』『戦火のかなた』『ドイツ零年』『ロベレ将軍』などがある。
★アンソニー・クイン Anthony Quinn (1915.4.21~2001.6.03)

強い個性の国際俳優として圧倒的な存在感を見せつけたハリウッド俳優。
主な出演作品として『道』『ノートルダムのせむし男』『アラビアのロレンス』『その男ゾルバ』などがある。