【誕生日】
☆マウロ・ボロニーニ Mauro Bolognini (1922.6.28~2001.5.14)

社会問題に鋭いメスを入れる佳作で知られ、ネオ・リアリズムの深化といわれたイタリアの映画監督です。
イタリア北部のピストイア出身で、幼少期と青年期をフィレンツェで過ごし、大学では建築学を学んでいましたが1949年に
ローマの映画実験センターで装置科、監督科に進み、そこで講師をしていたルイジ・ザンパ監督に認められ『白い国境線』
などの助監督になりました。そのごフランスに留学してイヴ・アレグレやジャン・ドラノワの助監督などを務めて1953年に
イタリアに戻り、寄席芸人の恋を描いた監督第一作 "Ci troviamo in galleria" (ギャラリーに居る我々)を発表、手堅い演出が
認められたものの作品としての評価はイマイチであったようで、その後もイタリア独特の楽天的な喜劇を数本監督しました。
転機となったのは1959年にピエル・パオロ・パゾリーニと出会ったことで、同年にパゾリーニの脚本による『狂った夜』を
発表、これまでの楽天喜劇から脱皮して一躍新進監督として注目を集めました。
また、1961年には恋愛文芸映画『ビアンカ』を監督し、旧階級制度への反発をヴィスコンティを思わせる耽美作品に仕上げ
その格調の高さで映画通を大いに唸らせました。
しかし、1963年に若者の反抗を描いた『堕落』の後は商業的なオムニバスが続き、社会問題に鋭い視線を注いでいたかつての
ボロニーニの姿は影をひそめてしまいました。
【主要監督作品】
1959年『狂った夜』 La notte brava
1960年『汚れなき抱擁』 Il bell'Antonio
1961年『狂った情事』 La giornata balorda
1961年『ビアンカ』 La viaccia
1963年『堕落』 La corruzione

1965年『バンボーレ』 Le bambole
1967年『華やかな魔女たち』 Le streghe
1967年『愛すべき女・女たち』 Le Plus vieux métier du monde
1970年『わが青春のフロレンス』 Metello
1971年『愛すれど哀しく』 Bubù
【ご命日】
★スタンリー・ベイカー Stanley Baker (1928.2.28~1976.6.28)

主に強い男性的なアンチヒーローとしてアクション映画で活躍したイギリス人俳優。
主な出演作品として『コンクリート・ジャングル』『ナバロンの要塞』『エヴァの匂い』『できごと』などがある。