港町のカフェテリア 『Sentimiento-Cinema』


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1970年 『信じられない』 ミーナ・マッツィーニ

2015-12-22 13:18:19 | 続・60年代ポップス変遷史

”Non credere” Mina Mazzini



『別離』以来すっかり大人の歌手になったミーナの最高峰の楽曲です。
手元に残っていませんが『パローレ・パローレ』なども含めてLPでよく聞いたものでした。
従って作詞・作曲も今となっては不明のままです。
シングル盤もリリースされていたのですね。

No, no, no non crederle,
non gettare nel vento
in un solo momento
quel che esiste fra noi
No,no, no, no, ascoltami
tu per lei sei un giocattolo
il capriccio di un attimo
e per me sei la vita

↓はミーナの『信じられない』 YOUTUBEより



1970年 『あなたのとりこ』 シルヴィー・ヴァルタン

2015-12-21 13:24:03 | 続・60年代ポップス変遷史

”Irresistiblement” Sylvie Vartan



ジャン・ルナールとジョルジュ・アベールによる共作による楽曲で、一途に狂おしい愛を唄ったこの曲は
1969年の1月に『不抵抗』という邦題で初盤がリリースされましたがあまり注目されませんでした。
日本では敢えて1969年11月に再発売し、これが1970年の末から翌春にかけてのヒットとなりました。

Tout m´entraine,irresistiblement vers toi comme avant
Tout m´enchaine irresistiblement a toi je le sens.
Comme le jour revient après la nuit
Et le soleil toujours après la pluie
Comme un oiseau qui revient vers son nid
Vers mon amour je vais aussi

↓はシルヴィー・ヴァルタンの『あなたのとりこ』 YOUTUBEより



1970年 『ヴィーナス』と『悲しき鉄道員』 ショッキング・ブルー

2015-12-20 11:28:06 | 続・60年代ポップス変遷史

この二曲はオランダ出身の四人組バンドであるショッキング・ブルーの1970年のヒット曲です。
『ヴィーナス』はオランダ産としては初の全米No.1に輝きそれだけで大きな話題になりました。
『悲しき鉄道員』は日本だけで大ヒットした曲で、シングル盤をリリースする際にマスター・テープの回転をあげて
アップ・テンポにしたそうです。
二曲とも作詞・作曲はバンドのプロデューサーであるロビー・ヴァン・リーウェンの作品です。
『ヴィーナス』は1970年4月から6月にかけて、『悲しき鉄道員』は1970年9月から12月にかけてヒットしています。

『ヴィーナス』
”Venus” Shocking Blue



A goddess on a mountain top 
Was Burning like a silver flame 
A summit of beauty and love 
And Venus was her name. 

↓はショッキング・ブルーの『ヴィーナス』 YOUTUBEより



『悲しき鉄道員』
”Never Marry A Railroadman” Shocking Blue



Have you been broken-hearted once or twice
If it's yes how did you feel at his first lies
If it's no you need this good advice
Never marry a Railroad man
He loves you every now and then
His heart is at his new train. No, no , no

↓はショッキング・ブルーの『悲しき鉄道員』オリジナル・ヴァージョン YOUTUBEより





1970年 『明日に架ける橋』 サイモンとガーファンクル

2015-12-19 17:46:05 | 続・60年代ポップス変遷史

”Bridge Over Troubled Water” Simon & Garfunkel



ポール・サイモンの作詞・作曲による全米No.1ヒットの楽曲です。
強い友情を唄った心温かい歌だと理解されているようですが、ヘロイン、大麻、LSDが氾濫していた時代背景から、
ナンシー・シナトラの『シュガータウンは恋の町』のように、取りようによってはどうも裏がありそうで意味深長な歌詞
のようです。

When you're weary,feeling small,   
When tears are in your eyes,I will dry them all. 
I'm on your side.             
When times get rough and friends just can't be found,  
Like a bridge over troubled water,I will lay me down.   
Like a bridge over troubled water,I will lay me down.

↓はサイモンとガーファンクルの『明日に架ける橋』 YOUTUBEより


1970年 『マルタ島の砂』 ハーブ・アルパートとティファナブラス

2015-12-18 17:54:08 | 続・60年代ポップス変遷史

”The Maltese Melody” Herb Alpert's & Tijuna Brass



この曲は1969年にベルト・ケンプフェルトとハーバート・レーバインの共作によりベルト・ケンプフェルト自身の
楽団演奏でリリースされ、翌年になってハーブ・アルパートとティファナブラスがカヴァーしたものです。
残念ながらハーブ・アルパートとティファナブラスとしての最後のヒットとなりグループは解散してしまいました。
日本では1970年3月から6月にかけてヒットしています。

↓はハーブ・アルパートとティファナブラスの『マルタ島の砂』 YOUTUBEより



ご参考までにオリジナルであるベルト・ケンプフェルト楽団の演奏を

↓はベルト・ケンプフェルト楽団の『マルタ島の砂』 YOUTUBEより


聞き比べてみますと、やっぱりベルト・ケンプフェルト楽団ですね。