港町のカフェテリア 『Sentimiento-Cinema』


献立は…  
シネマ・ポップス…ときどきイラスト

1969年 『雨のささやき』 ホセ・フェリシアーノ

2015-12-07 14:24:16 | 続・60年代ポップス変遷史

”Rain” Jose Feliciano



ホセ・フェリシアーノはプエルトリコ生まれでニューヨーク育ちの盲目のシンガー・ソングライターで、この曲も
ホセと妻のヒルダによる共同の作詞・作曲となっています。
この曲は1969年に発表されましたがアメリカではふるわなかったものの日本では洋楽チャートのNo.1に輝く
大ヒットになりました。

Listen to the pouring rain
Listen to it pour,
And with every drop of rain
You know I love you more

↓はホセ・フェリシアーノの『雨のささやき』 YOUTUBEより


1969年 『哀愁のアランフェス』 レイモン・ルフェーヴル楽団

2015-12-06 16:56:55 | 続・60年代ポップス変遷史

”Concierto de Aranjuez” Raymond Lefèvre et son Grand Orchestre

この曲はスペインの盲目の作曲家ホアン・ロドリーゴが作曲した『アランフェス協奏曲』の第2楽章をアレンジした
もので、『恋のアランフェス』や『わが心のアランフェス』というタイトルになっていたりします。
また、この曲も多くの歌手や楽団が競ってレコードをリリースしていました。有名どころでは、マイルス・デイヴィス、
やモダン・ジャズ・クワルテット、ナルシソ・イエペス、ポール・モーリア、スィングル・シンガーズなどなど…
中でも、映画主題歌の『暗いはしけ』で有名なファドの女王であるアマリア・ロドリゲスのレコードは名盤ですね。

↓はレイモン・ルフェーヴル楽団の『哀愁のアランフェス』 YOUTUBEより



ついでにアマリア・ロドリゲスも貼っておきます。

アマリア・ロドリゲスの『わが心のアランフェス』

”Aranjuez,Mon amour” Amália Rodrigues




Mon amour, sur l'eau des fontaines, mon amour
Où le vent les amènent, mon amour
Le soir tombé, qu'on voit flotté
Des pétales de roses


↓はアマリア・ロドリゲスの『わが心のアランフェス』 YOUTUBEより

1969年 『蒼いノクターン』 ポール・モーリア楽団

2015-12-05 12:57:26 | 続・60年代ポップス変遷史

”Nocturne” Paul Mauriat et son Grand Orchestre



『恋はみずいろ』で一躍脚光を浴びたポール・モーリア自身の作曲によるイージー・リスニングで、わが国での
ポール・モーリアというブランドを決定付けた楽曲で、彼のコンサートのアンコールではこの曲が流れていました。
彼にとっては自らの人生を決定付けた自信作だったのでしょう。

↓はポール・モーリア楽団の『蒼いノクターン』 YOUTUBEより



1969年 『愛の聖書』 クリス・モンテス

2015-12-04 15:48:16 | 続・60年代ポップス変遷史

”Nothing To Hide” Chris Montez



この曲は、ソフト・ロック系シンガー、クリス・モンテス自身の作詞・作曲によるものです。
メキシコ系アメリカ人のクリス・モンテスは1962年18歳でデビューしており、セカンド・シングル『レッツ・ダンス』は
全米4位のヒットでしたが、当時の日本では殆ど知られておりません。
逆に、この『愛の聖書』は英米では全くヒットしていなかったのですが、何故か日本でヒットしています。
皮肉なものです。

Do you know, do you know how much I love you
Do you know, how much I care
This is how, this is how you make me feel inside
Now you know my story, I have nothing to hide

↓はクリス・モンテスの『愛の聖書』 YOUTUBEより


声だけ聴くと まるで女性ですね。



1969年 『ドラマー・マン』 ナンシー・シナトラ

2015-12-03 16:49:57 | 続・60年代ポップス変遷史

”Drummer Man” Nancy Sinatra



ロックンロールのドラマーとして高名なハル・ブレインの貧しい駆け出し時代を支える妻の姿を唄ったナンシー
最後のヒット曲です。勿論、ナンシーと掛け合うように叩かれているドラムスは当人のハル・ブレインでした。
レコード・ジャケットの裏面にはマーレイ・ウェフト作曲とあるのですが作詞は不明です。
日本では1969年12月から翌年4月にかけてヒットしましたが、本国アメリカではトップ100に入るのがやっとの
第98位だったようで、これをもってナンシーの姿はヒット・チャートから消えてしまいました。

Hush, hush, little baby, don't you cry
Hush, hush, little baby, don't you cry
Daddy works in a rock and roll band He's a Drummer Man
Plays all night in a crummy dive down on Lincoln Street
Living in a rat trap, hassle and a-hustle with the welfare plan
Lord, it's tough when you're living with a dream 
Of a Drummer Man

↓はナンシー・シナトラの『ドラマー・マン』 YOUTUBEより