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ひげマスター・ciciありむらのおとぼけ日記(ブログ五七五) 

好奇心旺盛!趣味はHP作成、カラオケ、似顔絵、ギター、映画、作詩、etc。特技はスナック芸

手術

2008-02-07 19:55:42 | Weblog
 昨日、初めて手術をした。病名は鼠径(ソケイ)ヘルニア、俗に言う脱腸である。
 病室でまず、お尻に浣腸を突き刺され、両腕に血液検査、抗生物質などの注射を4本も打たれた。
 そして役に立たんけど大事なセガレの周りを美人看護師に剃られて…(あ、恥ずかし、反応せんように堪える)。その後、車椅子で手術室へ運ばれる。
 手術室の前で妻は「がんばってな」とエールを送った。私は「おぉ」と笑みを浮かべながら返事をしたが、先日、手術の同意書を書く時に最悪の場合の説明を受けていたので内心不安を抱いていた。
 思ったより狭かった手術台に、仰向けに寝かされた。空飛ぶ円盤の底のような丸いライトをバックに、マスクをした先生と看護師達の顔が私を覗きこんでいる。ドラマで見たことのある光景だ。
 台の上で浴衣をはがされ、ヌード(おっちゃんに似合わない表現)になり、痛み止めと全身麻酔の注射を打たれた。
 目を瞑ると薄緑と薄紫のサイケなカラーが瞼に浮かび、まどろみながら暗闇の中へ引き込まれた。寝不足のせいもあり、すぐに効いたみたいだ。後は何が起きたか分からない。
 気がついたら病室に運ばれていた。口は酸素マスク、左手は点滴、右手は血圧計用ベルト、ちっちゃく縮んだペニスには尿管が繋がれていた。手術は1時間40分かかったとのこと。
 まだ下半身が麻酔のせいでシビレている。傷口の痛みは少しだったが、麻酔が覚めるにつれ痛みが増してきた。
 6時に夕食が運ばれてきた。食べれないと断るが、配膳係が婦長さんに聞いてきて食べるように言われた。
 おもゆと筑前煮とモヤシの入ったお浸し。時間をかけてよく噛んで食べた。栄養をつけなくては、と全部食べた。
 しかし、7時過ぎから徐々に胃の具合が悪くなってきた。パンパンに張ってきた。消化していないみたいだ。
 夜中は胃と腸が張り、ひどい胸焼け、胃痛がして、その影響で腰と背中と両脇まで痛くなった。切開した下腹の痛さも忘れるくらいの痛さだった。私の苦しむ姿を愉しんでいるかの様にゆっくり時を刻む時計をうらめしそうに睨みながら、早く朝が来てほしいと切に願った。
 お陰で一睡も出来なかった。
 入院前に、夜中は音楽でも聴いてカラオケのレパートリーでも増やそうと気楽なとを考えていたが、現実は甘くなかった。

 一句:初手術 不安を除く 麻酔かな
コメント
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