私の家の横の川(環濠)沿いに遊歩道があり、それに沿って桜の木が並んでいる。その中の一番大きな桜の木が私の家の横に立っている。
2階の窓を開けるとその満開の桜の木が目前まで迫り、我を見よとばかりに咲き誇っている。
さらに川沿いには多数の鯉のぼりが飾られ、さらりと流れたそよ風に吹かれて優雅に泳いでいる。
眼下を見ると、時々川面を走る環濠クルーズの周遊船の乗客や遊歩道の歩行者が、満開の桜と群泳する鯉のぼりに目を楽しませている。
私は心が浮かれて冷蔵庫から取りだしたビールを飲みながら、桜色の春を味わった。
一句:春爛漫 心うきうき 花見酒