横浜地方検察庁の検事・西村奏(石原さとみ)は、長野での大学時代に4人の仲間と青春を謳歌しました。しかし、同級生・カオリ(田中みな実)の死が奏の運命を大きく狂わせてしまいます。
カオリの死から12年が経ち検事となった奏の前に消息不明だった同級生で元恋人の真樹(亀梨和也)が現れ、再び過去と向き合うことになった奏は、疑惑を残したまま命を落とした父・英介(佐々木蔵之介)の死の真相や仲間たちの秘密の顔などを知ることに。一見バラバラに見える出来事が1本の線でつながる時、物語は思わぬ方向へ突き進んでいくのです。
『Destiny』は、ただの法曹ドラマを超えた深いメッセージと感動を視聴者に届けてくれる作品で、毎話続きが気になるような終わり方をして予測不可能なストーリー展開にワクワク感あった。
このドラマで気を引いたのは、奏の婚約者だった外科医・貴志の存在で、奏の前に真樹が現れたことで二人は破局。しかし末期がんの真樹をしっかりと手術し、術後もフォローしていった貴志。奏が感謝すると「僕は医者だから、医者としての使命を果たしただけだよ」と力を込めた。最後まで医者としての使命を真摯に向き合う姿に感銘を受けた。
ただ、最終回は案外あっさりとした結末を迎えたので、「期待外れ」や「内容が薄い」などと低く評価する人もいたが私はそれなりに楽しませてもらった。
■主な出演者の似顔絵集⇒http://www.ainet21.com/nigaoe.htm