アルバニアM6.4地震 断続的に余震 建物倒壊 22人が死亡
26日、バルカン半島西部のアルバニアで発生したマグニチュード(M)6.4の地震により、同国ではこれまでに22人の死亡が確認された。
すでに近隣のコソボやギリシャ、イタリアなどの国から緊急救助チームが不明者の捜索にかけつけているが、状況の把握には時間がかかり、被害は今後も拡大すると見込まれる。
26日、バルカン半島西部のアルバニアで発生したマグニチュード(M)6.4の地震により、同国ではこれまでに22人の死亡が確認された。
すでに近隣のコソボやギリシャ、イタリアなどの国から緊急救助チームが不明者の捜索にかけつけているが、状況の把握には時間がかかり、被害は今後も拡大すると見込まれる。
米地質調査所(USGS)によると、日本時間27日午後4時23分ごろ、ギリシャ沖の地中海でマグニチュード(M)6.0の地震が発生した。
震源はアテネから160キロ南、クレタ島西部から50キロほど離れた地中海で、深さは約72キロ。この影響で、震源に近いアンティキティラ島やクレタ島北部、アテネなどで揺れが観測されたという。
今日は新月です(0:06 射手座)。
日付が変わってすぐに、月は射手座で新月になります。この新月は物事の明るい面を見るポジティブさを授けてくれます。「きっと大丈夫!」は魔法の言葉。未来に向けて第一歩を踏み出すのにもよい日です。外国語が聞こえてくる空間に身を置くと、直感が宿る日です。
ムーンカレンダーとは
一般の星座占いは各星座ごとの運勢を記したものですが、ムーンカレンダーは月の暦の歳時記のようなもの。月は約29.5日かけて天の12星座をゆっくりと巡ります。毎日変わるムーンカレンダーでは、その日、月が入座している星座の性質に合わせたヒントやメッセージをお届けします。日々の月の星座の巡りと月の満ち欠けのリズム、この二つを意識しながら行動すると、あなたの生活はもっと豊かで楽しいものになるでしょう。
爆心地に花を手向け、あの日、原爆がさく裂した空を見上げた。ローマ・カトリック教会のトップとして38年ぶりに被爆地の長崎、広島を訪れた教皇フランシスコ。長崎では冷たい雨に肩をぬらしつつ、74年前、一瞬にして命を奪われた多くの犠牲者に祈りをささげた。演説では「核兵器のない世界は可能であり必要」と核廃絶を強調。殉教の地では市民とも触れ合い、ミサでは日本の信者と心を通わせた。
午前10時すぎ、冷たい雨が降りしきる中、教皇フランシスコを乗せた車が長崎市の爆心地公園に着いた。38年前の故ヨハネ・パウロ2世は訪れていない爆心地。降り立った教皇は迎えた田上富久市長に「ありがとう」と笑みを見せた。
爆心地の同市松山町は原爆で300世帯がほぼ全滅。爆風で家屋は押しつぶされ、熱線で数千度に達した地表で人々は焼かれた。骨すら残らなかった人もいる。
原爆落下中心地碑まで参列者の間を歩く教皇。その距離はわずか数十メートルだが、地面の下には、今も犠牲者が眠っているかもしれない。そんな場所を約5分間かけて、一歩一歩踏みしめて歩いた。碑に献花すると、花輪に手を添えたまま数十秒間目をつむった。目を開け、碑に目線をやり、空を見上げた姿は地上500メートルで原爆が多くの命を奪った日に思いを寄せているようにも映った。
献花用の花輪を手渡した下平作江さん(84)は爆心地から800メートルで被爆。一帯の惨状を知る数少ない生き証人だ。自身は防空壕(ごう)で助かったが、自宅にいた母と姉を亡くした。祈る教皇の姿に「犠牲者の思いを実感してもらえた」。
「この場所は、私たち人間が過ちを犯し得る存在であることを、悲しみと恐れとともに意識させてくれます」。旧浦上天主堂のがれきから見つかった木製の十字架がそばに置かれた演台で、教皇はこう切り出した。スペイン語で読み上げた約13分間のメッセージでは、核兵器を含む武器が一層破壊的になっており、核廃絶に向け、すべての人々の「一致団結」を求めた。
演説の最後には再び「この場所は、私たちをはっとさせ、(平和に対して)無関心でいることを許さない」と訴え、平和を忘れないための原点として今後も向き合うよう訴えた。
高校生平和大使の一人で、火をともした棒を教皇に手渡す役を務めた内山洸士郎さん(16)は「一人一人に責務があるという言葉が印象的だった。(自らの)平和大使の活動を果たしていきたい」と誓った。
演説を終えた教皇が再び車に乗るまでの間、会場には被爆者らでつくる合唱団「被爆者歌う会ひまわり」のコーラスが響いた。「もう二度とつくらないで、私たち被爆者を」
どこまでも続く氷原や、ところどころに突き出た氷塊はまるで陸地のようだが、グリーンランドの北の海に陸地はない。それを示すように、ノルウェーの砕氷調査船「クロンプリンス・ハーコン号」が、北極海の海氷を砕きながらゆっくりと進んでいた。
ノルウェー領スバールバル諸島にある町ロングイェールビーンを出港してからここへ到着するまで、予定よりも長い時間がかかってしまった。ところが、米ウッズホール海洋研究所のクリス・ジャーマン氏はせっかくの絶景に見とれることもなく、海底から送られてくるライブカメラ映像を一心に見つめていた。
ジャーマン氏らが画面に映るのを待っているのは、海底に開いた裂け目から漆黒の深海へ噴き出す超高温の水煙だ。ガッケル海嶺沿いのオーロラ熱水噴出孔フィールドは、知られている限り地球上で最も北にある熱水噴出孔フィールドだ。海氷に覆われた海の底にあり、深さはおよそ4000メートル。地球にありながら最も異星に近い生態系があると考えられている。
深海探査は、宇宙探査と同様に高い危険を伴う。深海の底は、どんなに頑丈な探査ロボットにとっても過酷な環境だ。今回のミッションでも、潜水艇を危うく失いかけるなど、いくつかのハプニングに見舞われた。
だが、紫色の夕空が見られたこの日、船につながれ、何時間も海底の泥の上を移動していた高解像度カメラが、ついに海底にぽっかりと口を開けた裂け目の真上を通過した。船の各所に設置されたテレビ画面いっぱいに、直径1.5メートル近い噴出孔からたけり狂ったように噴き出る黒煙が映し出された。
「こいつは馬鹿でかいぞ」。ジャーマン氏が、声を上げた。
その日、カメラは同じ場所をさらに2度通過した。その後も1週間かけて複数回通過し、オーロラ海山の南側にある起伏の激しい斜面を撮影した。
画面には、煙突状の熱水噴出孔「チムニー」の、倒れた残骸が姿を現した。これはフィールドのいたるところで見られる。さらに、「ブラックスモーカー」と呼ばれる黒っぽい熱水を噴出する孔は、1カ所だけでなく、少なくとも3カ所あることも確認された。(参考記事:「【動画】水深3800mの深海に奇妙な生物群集」)
世界の果てで氷の下に息づく生態系にここまで迫ったのは初めてのことだ。