★clausewitzのひとりごと★

45才既婚男です。雑多なブログですがコメントお待ちしております。

「大恐慌1929」

2008年11月28日 19時35分57秒 | 政治・時事の話
最近、本屋さんの「話題本」コーナーには、金融恐慌シリーズが並び始めました。
おかげで、世界恐慌関連の本を探すのも随分と楽になりました。

先日購入したのが・・・




です。



なんかさ、こういう本って一年半ほど前に読んでおきたかった・・・・。



現代から学者的視点で当時を紹介するのではない。
1955年に初版が出ている本である(その和訳版・・・2008年9月発行)

だから、生々しさが違う。

文章が生き生きとしているので、読みやすいのだ。


僕自身、世界恐慌のリアルタイムの株の動きなんて知らなかった。
また、月ごとにどんな動きだったかも分からない。
当時の日中足のチャートなんて調べようとも思わなかった。

なんとなく、「世界大戦が終わったのに生産過剰のため・・・」
って感じでしか知ってなかった。
教科書的な知識である。


しかし、実際の様子はそれとは全く異なっている。


なんで、教科書の記述はあんなにいい加減なのか。
百科事典を調べても大学受験の参考書を調べても
農業の生産過剰やら工業の生産過剰やらが原因と書かれている。


もしかして、資本主義に内在する問題だからか・・・。
マルクスだったかが、そんなことを言っていた様な気もする。


今読んでも非常に興味深い。
というか、現在の問題について書かれた本であるかのように錯覚すら覚える。


アメリカにおいて、amazonの経済部門の売り上げtopの本である理由が分かる気がする。





もしも、仮に・・・・このブログに興味がある人がいたら是非どうぞ。