当社は、遺体関係で色々なサービスや物品販売を手掛けている会社である。
私が担当する仕事のほとんどは特殊清掃だが、ただの遺品処理・遺品回収の仕事もたまにはある。
そこでよく遭遇するのが、リサイクル可能な電気製品・家具類の買い取りである。
当社も厳正に品定めをして、買い取れる物は買い取るが、私の買い取り基準はかなり辛い!一般のリサイクル業者なら安易に安値で買い取っていきそうなものでも、私は買わない。
その理由は色々あるが、まずは遺族が考えている程の価値がないものが圧倒的に多いこと、そして次はそれが「遺品である」ということである。妙ないわくがついた品である可能性が否定できないのである。
しかも、特殊清掃の現場で、遺族がリサイクル業者と電話で打ち合わせしている現場にも何度か遭遇したことがある。
そんな時は「これを売るつもりか?」と思う。
確かに、死体の腐敗液が直接付着している訳でもなく、ウジやハエは拭けばとれるもだが、これをリサイクル業者へ売ろうとするとは、良心の呵責はないのだろうか。
もちろん、品物は私きれいにしたうえで、遺族が別のところへ運んでからリサイクル業者へ引き渡すか、特殊清掃の完了後にリサイクル業者を呼んで見積りをさせるか、である。
百歩譲って、ただの遺品をリサイクルの回すのはよしとしても、腐乱現場にあった品物をリサイクル店に売るのは、好ましいとは思わない。
世の中には「知らぬが仏」ということがたくさんあり、それで世の中がうまく回っていることも承知しているが、リサイクル品を買うときは、くれぐれもご注意を。
その傍で、死体が腐っていたかもしれないからね。
トラックバック 2006/06/05 投稿分より
そうですね・・・そう考えるとキリがないけど、怖いというか「うへぇ
個人的には、製品としての性能に問題が無ければ、遺品でも平気ですね。流石に腐敗液付きは嫌ですけど。
でも、普通は気持ち悪いですよねー。
「腐乱現場にありました。超特価!」とか表記してあれば選択の自由ってことでOKかもしれませんね(売れないか)
お体大切に、お仕事頑張って下さい。
うかつに買えNEEEEEEEEEE!!!
リサイクル品・・・棚を買おうとしていた矢先だったので思いとどまりました・・・ぁはは
お疲れ様です。
このお仕事をしてくれる人がいなかったら世の中大変なことになると思います。
体に気をつけてください。
お世話にはならないように(^^;)生きようと思いますけど・・・
ちゃんと見取ってもらえるように自殺はしないとおもいます。
思い出しそうです。
葬儀屋さんや死体処理など、人の死に関わる職業は精神的にもつらく、本当に大変だと思います。
色々と苦労がおありかと思いますが、これからも頑張ってください。
更新を楽しみにしています。
人が亡くなったニュースを見てもその後は考えないので、「こういう仕事もあるんだなぁ」と
関心?しました。