10日デッサン教室、14日日本画教室にて「戯へ」製作中。
やることはいっぱいあるのに何をしていいのかわからない状態。
「筆が作業的になってますよ~」
そうなんですよ、センセ。
「まだ作業する段階ではないですよ~」
はい、わかってますとも、でもね~、何をどうしたらいいかが……。
「絵を壊すとしたら、今が最後のチャンスかもです。ここらへんで、思い切ったことしてみましょう」
いや~、そうしたいのは山々なんですけど。
「竹の奥、朱色入れてみましょうか」
え~~、朱ですか?それはないでしょう?大胆すぎませんか?
「ここは朱ですよ、補色なんですから、絶対きれいです」
そ、そうですか?
「この段階で失敗したって大したことありませんから、やってみましょうね」
確かにこの段階ならいっくらでも修正できますが、まあ、煮詰まっているより前に進んだ方がいいですよね。
ということで「岩樺」を入れてみました。
恐るべし補色関係!!なんだか、朱と青の対比が美しいぞ!!緑青も映える。
ついでに画面が動き出した感じが。
「ほら、きれいじゃないですか。色彩学で習ったでしょ?
まさか色相環造ってながめていただけじゃないでしょうね」
はい、眺めていただけです。
ということで、この後はこの補色の色調を元に画面をつくっていきたいと思います。