1月10日の日曜日、地方創生事業による野生鳥獣対策に取り組んでいる下永野久分支部の作業現場に行ってきました。
この事業は、昨年6月、永野地区全体を対象に説明がなされ、その中でも久分地区が取り組んでいるもので、イノシシだけでなくシカの侵入も防げるよう、ワイヤーメッシュを1m、網を2mの高さに、全長約2.8Kmにわたり張り巡らせるものです。
まずは作業に慣れるよう、平坦な場所での鉄筋の打ち込みとワイヤ-メッシュの縛り付け作業です。
午前9時、地元の神社前に集合し、支部長、下永野自治会長、林政課長のあいさつの後、金子鳥獣管理士から作業の説明がありました。
早速作業に取りかかります。
設置場所まで資材を運びます。
女性も大活躍。鉄筋を打ち込む深さに目印を付ける作業です。
ワイヤーメッシュの長さに合わせ、鉄筋を立てていきます。
地面が固い所ほど、杭打機が活躍します。
鉄筋を打ち込んだ後は、ワイヤーメッシュを針金で縛ります。
途中の農道は返しで対応します。
地域総出により作業もずいぶん進みました。
この事業では、ワイヤーメッシュ柵の設置以外に、猟友会永野支部さんの協力を得てシカ捕獲のための囲い罠やセンサーカメラの設置等も予定されています。
野生鳥獣による被害は、各地にみられ、農家の方だけでなく地域全体の問題だと思います。「自分たちの地域は自分たちで何とかしなければ!自ら汗を流して地域を良くしよう!」という久分支部のみなさんの心意気が伝わってきました。