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日本経済新聞11月6日付夕刊より
「蝉しぐれ」は、TVドラマ化や映画化もされた藤沢周平の代表作である。
私は、偶然TVで途中から観て、すぐに原作本を求め一気読みした一人だ。
映画は原作のイメージが壊れそうな気がして、あえて観なかった。
その後何度か読み直したが、その都度新鮮な印象も持った一冊である。
さて、昨日またも偶然に、それも日経新聞からその後のエピソードを知った。
サックス奏者の渡辺貞夫が藤沢周平との個人的交流の中で、ナベサダに贈ら
れた本「蝉しぐれ」の最終ページに、筆者自身の筆跡で朱筆が入っていた事
を紹介している。これはナベサダが指摘する様に、将来の改版を見据えた
メモらしい。しかし、この「直し」は結局反映されなかった。。
『だが、すべては遠く帰らぬ時の思い出だった』
この一文の意味するところは、読者ならば容易に推察できるので私は何も
コメントしない方がよいのだろう。
ナベサダと周平という異分野において、お互いを認め合った者同士の交流から
その存在が明らかになった「秘密の1行」である。
(やまざくら)
「蝉しぐれ」は、TVドラマ化や映画化もされた藤沢周平の代表作である。
私は、偶然TVで途中から観て、すぐに原作本を求め一気読みした一人だ。
映画は原作のイメージが壊れそうな気がして、あえて観なかった。
その後何度か読み直したが、その都度新鮮な印象も持った一冊である。
さて、昨日またも偶然に、それも日経新聞からその後のエピソードを知った。
サックス奏者の渡辺貞夫が藤沢周平との個人的交流の中で、ナベサダに贈ら
れた本「蝉しぐれ」の最終ページに、筆者自身の筆跡で朱筆が入っていた事
を紹介している。これはナベサダが指摘する様に、将来の改版を見据えた
メモらしい。しかし、この「直し」は結局反映されなかった。。
『だが、すべては遠く帰らぬ時の思い出だった』
この一文の意味するところは、読者ならば容易に推察できるので私は何も
コメントしない方がよいのだろう。
ナベサダと周平という異分野において、お互いを認め合った者同士の交流から
その存在が明らかになった「秘密の1行」である。
(やまざくら)
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