2月2~3日に、「円周率10万桁暗唱」の世界記録を持つ原口さん(62)が、
「11万桁」に挑戦したが、残念ながら途中でリタイヤしたとのニュースがあった。
11万桁というと、仮に1秒間に3つ言っても1時間に約1万桁、つまり11万桁は休
みなく連続してこのペースで言っても、約11時間も掛かることになる。まあ1日がか
りの体力勝負でもあるわけで、なんともスゴイ。。
このニュースを聞いて、私はある事を思い出した。
高校1年の化学の最初の授業で、先生がこう言った。
「アボガドロ数6.02×10^23を数えられるとしたら、どの位時間が掛かると思うか?」
(アボガドロ数とは、例えば炭素 12 g の中に含まれている原子の数)
皆、「1年」、「一生」とか適当に答え、私も適当に「地球の年齢位」と答えた記憶が
ある。
正解は、お察しの通り「もっと、もっと、”とんでもない”時間が掛かる」のである。
通常の生活の中で出てくる大きな数の単位は、億、兆、京くらいであろうか。
もちろん、その上がある。
http://www.nn.iij4u.or.jp/~hsat/misc/math/bigsmnum.html
巨大な単位が使われることは、めったにないだろうが、こんな例もある。
「那由他(なゆた)」という単位名を基に命名された例だ。
http://www.astroarts.co.jp/news/2004/11/18nayuta/index-j.shtml
私は、ここにある「無量大数(10^68)」が、最も大きな単位だと40年以上思い込ん
でいた。(吉田光由の塵劫記(17世紀)に記載)
ところが、今日改めて調べてみたら、そうでもない様だ。
http://www.sf.airnet.ne.jp/~ts/language/largenumber.html
もっとも、これが「単位」と言えるかは、はなはだ疑問だが。。
(やまざくら)
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