クッキーのブログ

我家のマスコット犬周辺のできごとを徒然なるままに

【号外17】 館山・勝浦 (3)

2007年04月17日 | 【号外】
【沼サンゴ層 石碑】

35年程前、転勤で千葉県西部へ転居していった。
近所の探索に出かけた時、周辺に貝塚が点在している事に気がついた。
千葉市から市川市にかけて、加曽利貝塚等の多数の貝塚が分布している。
(尚、その沖合いで東京湾奥に広がる干潟の三番瀬では、現在でも貝類が
豊富に獲れる。)何故こんなに貝塚が多くあるのか、その理由がずっと分ら
なかった。(深く考えようとしなかった・・)

ヒントは「縄文海進」である。
縄文時代を16000年前から2500年位の間とすると、約6000年前頃が
最も暖かく、平均気温で今より約2℃高かったそうだ。
このため海岸線が今より標高で約20m高くなった。
この沼地区と同じ事が当然千葉県西部でも起こった、いや青森の三内丸山
遺跡等の全国で起こっていたのだ。そして、徐々に平均気温の低下と共に
海岸線は現在の位置に近づいて行ったのだろう。


貝塚の位置は、その海岸線(気温)の変化と共に移動し、結果的に点在する
ことになった?
ちなみに、寡って住んでいた所の標高は22mであった。


現在、地球温暖化で海面が上昇し始めている、と言われている。
仮に、本当に平均気温で2℃の上昇が、20mの海面上昇をもたらすとしたら・・
粗っぽい仮説ではあるが、もう「まったなし」の状況に違いない。


【その後、里見八犬伝で有名な館山城を経て、勝浦へ向かった。午前中だけで
12km歩いて、いい運動になった。勝浦での同窓会は割愛とします。】

(やまざくら)
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