教室のこと・速読のこと・受講生のスコア・SEG講習生のスコア等々について書いています。
クリエイト速読スクールブログ
多様な能力を底上げできる講習だった
SEG夏期講習D2ターム(8/1~5)アンケートからです。
高1男子2人のスコアとコメントです。
まずはW君。
■能力が向上したのもあるけれど、自分の中で足りないものというのも強く実感することができた。自分の欠点というのは中々、目を向けたくないものだが、向けざるを得ない環境があったのもとても刺激的だった。今回の訓練の中には自分の工夫で今後も再現できるものもあると思うのでがんばっていきたい。
「W君の最終5回目の主なスコア」 数字ランダム28・44・36 数字BP10ー2(1分)21ー3(2分) 漢数字一行三→345、一→150、九→86 たて一行49・51 ロジカルテストC 20/23・20/23 スピードボード5×5 17/21・21/23 イメージ記憶16/40(30秒)、30/40(30秒) 倍速読書3,000字/分・理解度A ―M高 高1男子―
W君は難解なトレーニングになるほど力を発揮していました。たまにいまひとつなスコアを出すと頭を抱えていましたが、自身の理解力の高さに大いに自信をもってほしいひとでした。
以下は、W君の記録カードの分間読字数と理解度、そしてコメントです。
1.1,125字A- 「周りに自分よりできている人がたくさんいて悔しかった」
2.1,500字A- 「記録が落ちているのもあって残念だったし、自分に腹も立った。もっと集中してがんばりたい」
3.3,150字B+ 「いくつかの項目はコツがつかめてきたような気がするが、まだまだ足りないのもあるからもっとがんばりたい」
4.2,500字B+ 「明日が最終日なので今までの記録を大幅に更新できるよう全力でがんばりたい」(←ロジカルB30/30(2分23秒)・30/30(2分08秒))
5.3,000字A 「(記入ナシ)」
受講前の速読への印象は、「多読とあまり変わらないイメージを持っていた。ひたすら読むものかと」。一般的速読への質問でしたが、この速読への回答になっています。SEG生の場合、この誤解で受けない子たちも多いのかもしれません。
受講目的は、「現代文の得点力の向上」。これは保証をかけてもいいぐらいです。とくにW君のように、5日目、いきなりのロジカルC最難問を20/23・20/23とできる子は激しく「向上」します
W君の効果的トレーニングは、ランダムシートとロジカルテスト。理由は「ランダムシートは自分はとても苦手でした。効果が数字にはつながらなかったけれど、視野の広がりが実感できたから。ロジカルテストに関しては、初めは頭の中でうまく情報処理ができなかったけれど、回を重ねるごとに自分で情報を処理するのが速くなったと実感できたから」。
W君の2日目、初めてのロジカルは21/23(3分)・29/30(2分53秒)でした。
次は、X君です。
■トレーニングの種類が豊富だったことに驚いた。速読と言いながらも、それだけの範囲にとどまらず、多様な能力を底上げできる講習だった。最終日の結果には満足したものもあればしなかったものもあるが、スコアを純粋に追い求めることに、5日間楽しみを感じながら受講できた。受けてよかった。
「X君の最終5回目の主なスコア」 数字ランダム31・32・39 数字BP14ー2(1分)28ー3(2分) 漢数字一行三→5,310、一→4,050、九→1,830 たて一行134・144 ロジカルテストC 20/20・24/25 スピードボード5×5 25/28・26/30(1分55秒) イメージ記憶13/40(1分)、25/40(1分) 倍速読書7,700字/分・理解度A- ―M高 高1男子―
以下は、X君の記録カードの分間読字数と理解度、そしてコメントです。
1. 2,000字A- 「時間が早く過ぎた。疲れが少なかったので集中していないのかも…?」(漢数字一行三→270、たて一行45・51、スピードチェック29・37・33・34、イメージ記憶24/40(2分)32/40(1分30秒))
2. 4,200字A- 「睡眠が足りないのかもしれない。ただ、この時間だけは全力で集中した」(ロジカルA30/30(1分50秒)・30/30(1分37秒))
3.17,500字A-「トレーニングの成績が大きく伸びて嬉しかった。伸びないものも伸ばしたい」(ロジカルA59/60(2分50秒)・60/60(2分44秒))
4. 5,500字A- 「明日は、今までで一番集中したいと思う」(ロジカルB27/30(1分34秒)・29/30(1分25秒))
5. 7,700字A- 「1日目に比べて、ほぼ全てに驚いた。これからたくさん本を読もうと思う」
イメージボードは16戦15勝。
受講前の速読への印象は、「焦りながらとにかく本を読むもの」。ということは受講後は、あまり「焦」らないで、「本を読」めたということになるのでしょうか。
受講目的は、「「能力開発」と書かれてあったので、「地頭でもよくなればいいな」と思って受講した」。「「能力開発」」ではありません。能力訓練です。
ちなみに「速読による能力訓練」はSEG代表者古川先生の命名です。もうひとつの候補は「能力訓練としての速読」でした。2つをみて、前者に即決しました。
X君の効果的トレーニングは、たて一行ユニット。理由は「初日や2日目には到達できそうにも思わなかったような記録が最終日に出た。多くの似た文の中から1つの文を探す、その過程で広い視野が培われたと感じるから」。
ちなみにX君の2~4日目のたて一行ユニットは、②55③91④93・103でした(初日・最終日は上記↑に)。
こちらが話すときは必ず顔をあげ、よく聴くX君でした。
2人ともまったく別の席で、孤独にトレーニングに取り組んでいました。自分の刃を研ぐときはこうでありたいもの。遊び気分でないのがいいです。 真
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