教室のこと・速読のこと・受講生のスコア・SEG講習生のスコア等々について書いています。
クリエイト速読スクールブログ
文字が頭にスッと入ってくる感触があって、読みやすくなっていることに気づいた
先月1月29日(土)に体験レッスンを受け、翌々日に入会した男性Kさんのスコアとコメントです。
Kさんは新司法試験受験生。
今年が3回目の挑戦になります。
「Kさんの体験レッスンの主なスコア11/1/29」たてサッケイド61 数字ランダム19・11 漢数字一行〇→180、三→91、一→88 たて一行ユニット37・36 スピードチェック26(1分)29(1分)ロジカルテストAタイプ12/12(3分)18/18(3分)イメージ記憶4/40(2分)、16/40(2分)初速1,241字/分
ひとりで速読の練習をしたのが、サッケイドシートのスコアにあらわれています。目は動くようになっているが、理解の部分は平均的スコアです。
「Kさんの体験レッスンアンケート11/1/31」・トレーニングは最初はなかなかスムーズに入っていくことができず、戸惑いを感じながらであった。特に「あ」から順に追っていくトレーニングでは、時折、見つけるのにすごく時間がかかり、少し困った。・トレーニング後は、頭脳をものすごく使って、疲れた。・トレーニングが終わった直後は、目に見えた効果を感じたわけではなかった。しかし、帰り道で、何となく注意力が上がったような気がした。家に帰って、司法試験の短答式の解釈と条文を読んでいるときに、文字が頭にスッと入ってくる感触があって、読みやすくなっていることに気づいた。・次の日も、前より、読むスピードが上がってる気がした。
Kさんは元SEG生。
「速読による能力訓練」があることは知っていたが受けなかったと。
第1回目が2月1日、第10回目が2月16日。
祝祭日と土日以外は、ほぼ毎日のペースです。
以下は、Kさんの「10回目アンケート」です。
「Kさんの受講10回目アンケート11/2/16」
マイナス・イメージ記憶の数値がなかなか上がらない。なるべく時間内に全ての単語に目を通そうとしているが、そうすると逆に、ほとんど記憶に残らずかえって数値が下がってしまう傾向にある。かといって、一個一個丁寧にしっかりとイメージすると最初の2分で半分ちょっと程度までしか終わらない。また、他のトレーニングに比べ集中力が少し落ちると数値がかなり落ちる気がする。
プラス・新司法試験は、問題文が長いので速読により、ざっと一読して、全体像を捉えた後に細部の検討に入っていくことができるようになり、速読のメリットは大きいと感じる。ただ、まだまだ時間不足の感は否めないので、さらにスピードアップを図りたい。また、問題文を解けた瞬間に事案がイメージできる感覚が足りないので、その部分をトレーニングしていきたい。・情報処理速度が格段に上がってきていると感じる。例えば、講義テープを、今までは、1.4倍速で聴くと相当の疲労感があったが、2倍速で聴きながら、メモを取ることができるようになった(ただ、疲れるが……)。・何となく元気になった気がする。おそらく集中力も増してきていると思う。
「問題文を解けた瞬間に事案がイメージできる感覚が足りない」には、イメージ記憶が有効です。
クリエイトの元講師で一緒に司法試験に合格した佐々木さん・永尾さんとの鼎談が参考になるはず。
松田
最後に一つ二つ、具体的にBTRメソッドのトレーニングについてコメントしてください。佐々木さんはイメージ記憶訓練がとてもよくできる人でした。勉強に役立ちましたか? さっき論文式試験のときに「立法者の視点から、具体的な事例に置き換えて考える……」というあたりと関係するような気がしますが?
佐々木講師
イメージ記憶訓練には、記憶力アップもさることながら、難しい定義や条文の趣旨の理解が深まるという効果があると思います。一つの定義は、それ単独で何か意味があるわけではありません。他の並列的な概念との違いとか、法制度の全体構造の中での位置づけを理解する必要があります。上位概念・下位概念、並列的概念、類似の制度との「関係性」をいかに意識できるかがポイントです。イメージ記憶訓練を続けていくと、抽象的な定義相互の「関係性」に非常に敏感になるんですよ。おかげで、本番の試験では、まさに一つの知識から関連知識が芋づる式に出てくる感じでした。単なる記憶術ではないんです。商法、民事訴訟法、刑事訴訟法のように、広く浅く確実に押さえることが要求される科目で、特に効果があったと思います。
松田
さすが佐々木さん、コメントがリアルですね。もう少しお願いします。
佐々木講師
専門的な話になって恐縮ですが、たとえば、いわゆる「裁判」には、厳密には、判決、決定、命令の三種類があるんです。私は、このような並列的概念を見つけると、意識的に分単位で時間を区切って三つの定義を同時に記憶するようにしていました。別に無理しているわけではなく、その方が効率的だからです。今のはごく簡単な例ですが、イメージ記憶訓練の応用・実践として、二つの言葉の「関連性」を瞬時に考えるトレーニングを続けていると、一見、教科書でバラバラの箇所に書かれてある用語が、実は関係していることに気づきやすくなります。アウトプットの場面でも、「裁判」とくれば、判決だけを想定してはいけないなというように、問題文のひっかけにも、反応しやすくなりました。速く読むことにとらわれすぎると、こういうところを読み飛ばしてしまう危険があります。ところが、イメージ記憶訓練という過程を経ることで、言葉が持つ意味に瞬間的に反応する力が向上するわけです。速く読んでも重要な点の見極めが容易になります。いかに効率的に問題文を読むか、という先ほどの永尾さんの話にも通じるものがあると思います。
「Kさんの受講15回目の主なスコア11/2/24」たてサッケイド大47 数字ランダム50・47 漢数字一行〇→2,160、一→650 、五→210 たて一行ユニット50・56 ロジカルテストBタイプ29/30(2分30秒)29/30(2分18秒) イメージ記憶13/40(2分)、26/40(2分)倍速読書『しゃべれどもしゃべれども』17,400字/分 理解度A-「前半の記録が伸びてよかった。今日は集中力があった」
Kさんのレッスンが終わったあと、教室で立ち話する時間がありました。
「専門書読んでるとき内容がスルスル入ってきます……」「SEGで受けないで、いま受けていることにきっと意味があるのかもしれません」「周りのひとがスピードチェック34秒・35秒とかで終わりますからまだこれからですね」と、驚くほど満足度が高い話をしてくれました。
新司は制度的に、とりあえず3回しか受験できません。
時間的にもっとも切迫したKさんが、これからもしばらくは日参するとのこと。
『3月も2日に1回ぐらいは受けてください』と言いました。
Kさんのような熱心なひとたちを本気で応援したいために、受講料はどの速読よりも最安値にしているわけです
真
※クリエイト速読スクールHP
Kさんは、平成24年司法試験に合格した鈴木謙太郎さんです
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この試験は自分と常に戦い続けていかなければいけません。
3回目ともなると、もうプレッシャーで毎日大変と思います。
私もこの道場で頑張ります。
堂園さんが先日、「クリエイトは努力する人を応援する場所です」という趣旨のことをおっしゃっていました。
帰りの電車の中、自分が恵まれた環境にいることに感謝しました。
帰宅後、思わず、涙してしまいました。
ぜひとも、一緒に司法試験最終合格を迎えたいです!
クリエイトに通う司法試験受験生は他の受験生よりも物事を考える基本が盤石なので、試験当日にいつものことをいつものようにやれば受かるはずだと確信しています。
これからもよろしくお願いします。
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