昨年9月23日に入会し、5か月足らずで70回受けたKさんについてです。
Kさんの受講60回・70回目アンケートと、最新スコアです(これまでの声やスコアは、こちらからどうぞ)。
「Kさんの受講60回目アンケート19/1/28」
マイナス・ありません。朝トレで質問対応いただき、疑問を解消できています。
プラス・まず成果について。私はベンチャー企業でデータ分析の仕事をしているのですが、わかりやすく効果が実感できるのはロジカルやスピードボードによる計算能力の向上です。ロジカルは計算の速さと正確さの向上に、スピードボードは行列形式のデータ操作にそのまま応用できます。これまで分析の知識を増やす機会はあっても処理能力そのものを鍛える機会を作れていなかったため、重宝しています。また本業以外にも、刻々と変わる事業環境、組織規模に応じて営業やオペレーション、人事、システム開発など幅広い課題に対峙するなかで、新しい知識を素早く確実にモノにできることが、アドバンテージになっています。さらに、急ごう急ごうとしながらベターを積み上げていく速読訓練は、日々の機関銃のごとく発生する意思決定シーンに重ねられると考えています(ちょっと、飛躍し過ぎですかね。でも、そんな気がする)。
・また、新しい体系をモノにするためのメタ的な訓練場として、クリエイトを活用できて嬉しいです。なにか新しいことを始めよう、身に着けようと思うと、理論(正しい型)と反復訓練が必須になりますが、二つがあらかじめ揃っていることは稀です。往々にしてべき論や型が不明確だったり、反復するための環境整備が難しかったりします。もちろん自分で苦労してこしらえるのも、それはそれで学びにはなりますが、既に世にあるなら活用した方がよい。その点、クリエイトは長い時間をかけて、情報処理に関する方法論を丹念に作り上げてくれている。クリエイト生活で発見したことは、再現性の高い理論と奥行のある訓練がそろっていれば、難解な体系であっても確実に、しかも早く身に着けられる(可能性がある)ということです。これから先、なにか新しいことにチャレンジする際に「クリエイトで速読を身につけたときのように、方法論は万全か?」と比較対象にできるような、バロメーターになるような経験を積めています。
・つづいて訓練について。全般的に、訓練に対して統制感を持てるようになりました。教室慣れした安心感も合わさって、集中して取り組めています。スコアも上がってきました。それぞれ現時点の理解を記載しますが、もし誤っている箇所があれば赤入れをいただけると幸甚に存じます(ずうずうしくて、スミマセン、、)。
【ランダム】他の訓練に比べて伸び方が地味ですが、ベースアップしてきました。工夫として、シート外側10cmを視野に入れた状態を保ち、サッケードの要領で粗めレンズで(目というか思考を)ジグザグすることを試しています。見よう見ようせず、見れたらいいやという気構えで臨むと、ちょっと見えてきました。早く100越えたいです。
【かな(数字)BP】ランダムと同様の工夫に加えて、対象となる文字によって解像度(レンズ)とスピードを切り替える、コントロールするように努めています。見えやすい文字は粗めのレンズで高速かつ複数段落を同時に、見えにくい文字はやや高速で解像度を上げたレンズで一段落ずつ(ただ、スピードは落としすぎない。なるべく無理する)。また、2割くらい見誤ることを許容してテンポよく進めることを心がけています。講師Kさんが「たとえば『ほ』と『ま』を間違うようなこともありますが、数ある候補から二択に絞れただけでもOKです。気楽に考えてください」とおっしゃったのを聞いて、安心してスピードアップできるようになりました。
【スピードチェック】目の動きと同じくらい、手の動きが大切だと考えています。土日朝トレで拝見したUさんを真似て、試行錯誤しています。どうしてもペン先を動かしながら正解を探してしまうのをぐっとこらえ、左右に同形らしいものを見つけたら即座にサッサとリズミカルに、美しいフォームでこなせるように改良中です。この意識のもと初めて40秒前半で終えられた日は、右手が震えたのをよく覚えています。震え情報はブログで知っていたのですが、まさか自分にもくるとは思っておらず、驚くとともに、少し嬉しくなりました。
【スピードボード】5×5のExcelをイメージし、セルを動かすように処理しています。以前は算盤を空で弾くように右手を動かして操作していたのですが、それを止めて頭の中で動きを完結させると少しスコアが伸びました。今後はセル一個ずつの動きではなく、2セル3セル4セル先までひとっ飛びで動かせると急伸するかなと考えています。素人考えですが、囲碁とか将棋を数手先まで考える場面に近いのでしょうか。
【ロジカルテスト】スピードチェックの延長版と考えると伸びました。ロジカルテスト=解くものではなく、論理関係をイメージで捉えて(見て)どんどん先へ進むものという発想の転換です。見え切る直前で次に進むという、スピードチェックと同様の感覚で挑戦しています。また、間違えることは確率論であると気楽に構えるようにしています。もちろん全体を通じてミス確率を下げる工夫はするのですが、1問ずつの試行で間違えることに固執しない。割り切って進んで、振り返って9割合ってればOKという感じです。
【イメージ記憶】壮大で、かつ、思わず笑ってしまうようなイメージを心がけています。たとえば「ゴリラ」と「ボール」なら、「ゴリラが月を粉砕するほどの特大ホームランを打ち、真っ白な歯を見せてどや顔をしている」とか。思わずふふっと笑えるイメージにならなければ、すぐに別の方向に切り替える。高速でモノボケを繰り返す感覚です。多分、笑いだけでなく、振れの大きい喜怒哀楽なら良さそうに思います。ただ、20秒20秒でそれをやり切るのは本当に難しいです。でもこれが出来れば、倍速読書でイメージを脳内に焼き付けながら、映画を見るように読めるのだと想定しています。
【倍速読書訓練】各訓練で大きくした骨格、鍛えた筋肉を有機的に繋げる、神経をつくる訓練と捉えています。自動で動く高速トラックに乗って全力疾走しながら、足がもつれることなく安定して走れるように、全身のコントロール力を高めていくようなイメージでしょうか。いまは骨格と筋肉が先に大きくなってしまい、神経が発達しきっていない、体を使いこなせてない状態でもどかしいです。訓練の最終メニューにあたる倍速読書訓練でも気を抜かず、集中し切ることを大切にしようと思います。_
速読って、相当に緻密だと思います。寡黙なスポーツに取り組むみたいで楽しいです。
いつも、ありがとうございます。
今後ともよろしくお願いいたします。
「Kさんの受講70回目アンケート19/2/14」
マイナス・ありません。
プラス・速読にとどまらず広く効果を感じています。腰を据えて通い出してから、よいことが増えました。
・たとえば集中力。急所でさっと没入できるようになり、持続できるようになりました。短い制限時間でスコアアップを試行錯誤していること、倍速読書で視野・速さの難しい調節をつづけていることが起因していると思います。的を射てるかわかりませんが、私にとってはチクセントミハイの『フロー体験 喜びの現象学』で提唱されている「フロー理論」が理解を助けてくれています。教室には外乱がなく、訓練は適度に難しく、スコアによる明確なフィードバックがある。対象に心的エネルギーを注ぎつづける条件がそろっています。受講回数が増えて安心感が増し、訓練に対して統制感覚を持てるようになったことで、日増しにこのような理解が深くなってきました。最近は集中力を鍛えるジムとして教室を活用するようにしています。会社では同僚からの「ちょっといいですか」を織り込んで集中する必要があるため、能力そのものを鍛えられるのはうれしいです。
・ほかには議論する力。たとえばイメージ記憶は活字だけでなく、話し言葉にも応用できます。これまでは議論が長くつづくと冒頭の内容を忘れてしまい、筋が追えなくなりがちでした。イメージ記憶の活用により、冒頭の内容でもくっきりと頭に焼き付けることができています。また、イメージによる言葉の統合を通じて、相手の考えをシンプルに捉えやすくなりました。白熱する議論の中で細かい内容を逃さないようにする練習には、ロジカルテストが適するかなとも思います。逆にこちらが発する言葉については、文演受講もあいまって言葉によるイメージ喚起力に関心が向いており、正確かつ美しいものにしようと心がけています。すぐに効果どうこうという話ではないですが、会社における組織運営や家庭生活に効いてくるとよいなと思います。
・余談ですが、ブログに出てくる中高生の感受性、表現力に感心します。"手抜きする=損をする、ようなもの" とか "目に入れさえすれば理解できる"とか。自分が数十回通ってようやく気付けたことを、5日間の手書きコメントで書いてしまう。素直に一直線に進んでいく少年少女の良いところを、模範にしたいなと思います。
いつもありがとうございます。
今後ともよろしくお願いいたします。
「Kさんの受講74回目の主なスコア19/2/18」よこサッケイド92 数字ランダム95・105 数字BP121-8(2分)漢数字一行〇→25,200、五→810 、八→720 たて一行ユニット425・418 スピードチェック40(51秒)・40(55秒) かなひろい37/51(30秒)ロジカルテストFタイプ27/30(2分27秒)・26/30(2分30秒)スピードボード6×619/26(3分)・18/25(3分)イメージ記憶14/40(20秒)30/40(20秒)倍速読書『天才の世界』21,700字/分・理解度A-「・前半は負荷をいかにかけるかを重視して取り組んだ。・スピードボードは難しすぎます。対策を練ってきます。・かなひろいについて。まずは読み終わることを意識する方法を次回からやってみようと思います」※スピードチェック・ロジカルは、前回のスコアです。
Kさんの月別受講回数は、9月2回・10月8回・11月12回・12月20回・2019年1月20回・2月12回の計74回です。
月20回とは、ほぼ毎日になります。それも1日1コマで。
3か月連続の月20回ペースです。
こちらの想定を超えてスコアが伸びています。
とくに、SEG生のスコアを面白がる生徒さんは、伸びます。 真