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クリエイト速読スクールブログ
Mさんの歓送会
昨年の法科大学院入学試験で、神戸大学に合格したMさんが東京を離れ、いよいよ神戸に行くことになりました。
好意で、ブログ内体験記を書いてくれ、
かつ、アッカルイ性格から、いつの間にかスタッフがMさんの人柄に巻き込まれ、
誰からとなく、Mさんの歓送会のようなものを開きましょうということになりました。
通常なら、「いえいえ、お気持ちだけでけっこうです。ありがとうございます」くらいで話は萎んでしまうところです。
しかし、Mさんは違いました。
以下、Mさんとのやり取りから。
その1.
実は、私はむかし女子○○○をプロデュースした人に目をつけられ、歌手デビューという話があったんですよ。ただ、なんかついていけないところがあって止めたんですけどね。お誕生日会なんかに、友達の前で歌うとみんな涙を流しながら聴いてくれるんですよ。
ハア
その2.
私、法学部といっても政治学科だったんです。でも、どうしても弁護士になって、「日本企業の海外での知的財産権保護」の仕事がしたくなり、皮切りに法律学科のゼミを受けようと考えたんです。
ところが、お目当ての教授が変わってて「法律しか関心ない人間には興味がない。ここのゼミ生は全員一芸に秀でたものを持っている。君は何が出来るんだい?」と聞いてきました。
「はい、歌います」と歌って、合格をもらいました。
「歌唱で受かった初めての学生だよ。大体、人前で歌う素人などは自意識過剰になってしまっていて、聞いてる方が恥ずかしくなるもんだが、君はいい。自家中毒のかけらも感じられなかったよ」
ゼミ生もみんな拍手してくれました。
フーン
その3
11月の三田祭で歌ったらアンコールの嵐になって、結局9曲も歌う羽目になりました。
(友人Wさん登場)「そのとき私は1年生としてそこにいたんですが、Mさんがまさか1学年上の人とはまったく思いませんでした。30代前半の落ち着いたプロ歌手が招待されてるんだと(笑)。そんな気でいましたから、私もなんの気負いもなくペラペラ話せたんです。それで、すぐに友達になれたんです。……歌、うまいです」
ヘえー
というようなわけで、今日、Mさん本人の希望によりアカペラで私たちスタッフの前で歌ってくれることになりました。
今回は、この地味なブログを盛り上げようと何回かコメントをくれている生徒さんたちも招待しています。
さて、Mさんの本当の実力は、どうなんでしょうか 真
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Mさんの歌はスバラシかったです。目を瞑って聴きながら、こういうのを眼福ならぬ耳福と言うのかな、などと思いました。声の張り具合、そしてそれをコントロールする力。ただものではありません。
できれば、もっと多くの人に聴いてもらいたいですし、私もまた聴きたいです。
私の歌を聞いたこともないのに、「たとえ下手でも仕方ない。歌わせてやるか」と大きな心でセッティングしてくれました。打ったバクチはどう出たのか。
なおしさんありがとうございます!歌っている最中ずっと目を閉じて聴いてくれていましたね。他にも、若い男性陣が今までに見たこともないような優しい目で微笑み返してくれたのが嬉しかったです。あと、98歳の山崎さんが、ずっと足でリズムをとりながら聴いていたのには驚きました。
それにしても、松田先生の描く私はとことん自意識過剰ですね、テヘ
新天地に向けての準備でお忙しいでしょうに、ありがとうございました。
心を込めて歌っている姿は、聴いている者に幸福感を与えてくれるものでした
これから、ロースクールでの勉強、そして新司法試験に向けての受験勉強と忙しくなりますが、お互い頑張りましょうね