教室のこと・速読のこと・受講生のスコア・SEG講習生のスコア等々について書いています。
クリエイト速読スクールブログ
準備時間のあるこの要約課題では本当に100回読むくらいやりこもうと燃えていた
本日は、天皇誕生日のため教室はお休みです
第66期文演(16/9/24~12/3)アンケートです。
きょうは、2016-12-15「ぼんやりと見てなんとなくこれな気がする、という感覚」のTさんです。
Tさんの文演アンケート
Q.1 当講座をどんな目的で受講しましたか?
A.1 目的は特になかった。それでも理由を挙げるとすれば次の2点だ。
(1)体験記での評判が良かったから クリエイトの体験記を読み漁っていた時に、文章演習の評判を見て、絶対に受けようと決めた。“「あなたのように深く読み込める人はいない」という言葉を掛けていただくことができました。”これは特に好きな過去の体験記からの抜粋だ(わからない方は体験記の読み込みが甘いと思います。笑)。自分もビジネスの現場にいるからか、この体験記の筆者の気持ちには大変共感でき、気持ちを揺さぶられた。安直ながら、いいなあ自分もそんな体験をしてみたい! と胸を躍らせた。
(2)クリエイトの教育プログラムに興味が湧いていたから 速読を受講している過程で、クリエイトの洗練された教育プログラムそのものに興味を持った。速読では、読書するにあたり必要な能力を3つに分解しそれぞれを伸ばすといったアプローチを取っている。文章を書くことについてはどのようにプログラムが組まれているのか。それが気になっていたことも受講理由のひとつだった。
Q.2 「文演」を受講して文章への印象で変わったことがありますか?
A.2 良い文章というものは千差万別だが、駄文というものは明確に存在する。そして駄文であることには、誰にでも説明可能な理由があるということ。
Q.3 宿題の「要約」はどうでしたか?
A.3-1 「授業前」 松田さんのこれまでの講義での言葉を胸にとりかかった。そのうち特に印象に残っている言葉をいくつか紹介する。
・「提出物があなたですよ」これは納期ギリギリで動き始める怠惰で計画性の低い自分に向けられた言葉だ! と気が引き締まった。松田さんに、自分が期日に合わせて良いアウトプットをすることもできないだらしない人間だと思われたくなかった。この言葉は今回の課題に限らず何にでも当てはまる話で、今でもよく仕事中に思い出す。その結果、もともと大雑把な性格であった自分が、今ではメールひとつ送るのにも気を配るようになってしまった。
・「要約に取り組む上で、課題の文章は100回くらい読んでもいい」こちらも課題が発表された時におっしゃっていた言葉。実際それくらいの回数は読むことになった。授業中は、ズバズバと鋭い発言をする他の受講生の賢さを妬んでいたので、準備時間のあるこの要約課題では本当に100回読むくらいやりこもうと燃えていた。
・「文章とは、書き手の主張を読者に伝えるための架け橋となるもので、その橋を論理で築いていきます」過去の受講生の書いた文章を添削している時におっしゃっていた言葉。要約でも、一文一文、この文章は必要か、内容が繋がっているか。と繰り返し確認した。少しでも加筆するたびに全文読み返していたので、ほぼ暗記してしまうくらい読み返した。その結果、一言一句どの文章もそれを書いた理由を説明できる状態で提出できた。
A.3-2 「授業後」 (エクセルの縦の行数設定を誤り結果、3行足りていなかったという残念なミスがあった前提で)
・自分 自分で思っていたよりも上手く筆者の言いたいことを漏れなく拾い上げて要約をできていたようで安心した。松田さんからのフィードバックで、「(要約中の)この部分を拾えているのは2期やって1人いるかどうか」という喜ぶに値するのか判断しがたい褒め言葉もいただけた。その部分は細かな部分ではあったがもちろん意図して拾っていた部分だったので、素直に喜んだ。
・周り 他の受講生が書いてきた要約も、個性が出ていて興味深かった。本来要約とは、作者の主張を拾い上げ与えられた文字数にまとめるのもの。その要約に個性が出るというのはおかしなことだと感じる方もいるかもしれない。だが、複数行をまとめるワードチョイスや文章のつなぎ目に、それぞれの個性が出ていた。こんなまとめ方は発想できなかった、と思わされる上手な要約をしてきている方もいて悔しかった。
Q.4 全体的な感想をお聞かせください。
A.4 文演を受講して主に2点自分の中で具体的な変化があった。
(1)駄文とは何かがわかり、人の書いた文章を評価できるようになった もともと自分は、これまでの読書量が少なく読解力も低い方だったと思う。「印象的」「素晴らしい」「価値観」のような抽象的な言葉が出てきても、わかった気になって読み流してしまうような読書レベルだった。なので、松田さんが過去の受講生の書いた文章に「この部分が抽象的でわからない。甘ったるい文章ですね」「この3行いらないですよね。その代わりにもっとここを具体的に書くべき」とズバズバ指摘していくのを聞いて初めは驚いた。その指摘を聞いていくうちに、良い文章とはどういうものか少しずつ分かるようになっていった。良い文章というのは奥が深いが、まずは最低限守らなければいけないルールを抑えることが大切だと知った。それが分かるようになったため、人の書いた文章を評価するということもできるようになった。文章評価は、まずは減点法で、踏み外してはいけない部分でのミスがないかを確認する。踏み外してはいけない基礎が守られて初めて、その文章をどう評価していくかという話になるのだ。もともと文章の良し悪しに明確な判断材料を持っていなかった自分にとっては驚きだった。
(2)自分の発信に責任感と緊張感を持つようになった これまで、特に深い考えもなく発言したり自分の書いた文章を人に見せることがあったが、もう今後そんなことはできない。今回の文演で、文章から書き手がどのような人なのかを知るのに十分な情報量が読みとれることを知ってしまったからだ。更に、文章だけではない。発言からも相手がどういう人なのかを読み取れる。自分が思ってもいないところで相手に力量を把握され、知らないうちに離れていかれているなんてこともあるだろう。何か情報を発信しなければならない際は、慎重にかつ、相手にどう読み取られるかを考えながら行っていきたい。
・最後に 特に目的もなく面白そうだからと受けた文演だったが結果的に得たものは大きかったです。誰が受けても必ず良い気づきのある講座だったと思いますので、少しでも気になっている方はエイヤ! と受講を決めてみることをお勧めします。
Tさんは50回(12/4)を過ぎてから、急に教室に通う回数を増やしました。
現在、受講57回(12/21)。
入会時と比較すると、よくぞここまで這い上がってきたものです。
この先どう成長していくのか楽しみなひとです。
きょうは、年に2回のおそうじ本舗が入る日。
あしたの教室は、エレベーターを降りるとうっすらとワックスが匂うはずです。
今年の教室も、24日(土)・25日(日)・26日(月)・27日(火)と、あと4日間になりました。 真
※Tさん関連ブログです
・2015-11-22「周りの受講生のレベルの高さに驚いた」
・2016-05-29「自分が理解できると思える範疇の外に出ることがトレーニングを行う上で大切」
・2016-12-15「ぼんやりと見てなんとなくこれな気がする、という感覚」
・2019-11-08 「短期間で通う頻度を上げることが大切だと再再再確認した」
・2019-11-10「「教室は生きている」」
・2020-01-03「あみだくじのような様々な分岐の果てに、」
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久々に読み応えを感じました~
松田さんの言葉などから、授業風景が見えたような感覚でした。
100回読むのは普通の人にはできないと思います。
(私はせいぜい読んでも10回くらいか・・・)
意識の高い方ばかりですね!