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自分のいいところと今ひとつなところ、みんなのいいところを知ること

 第81期文演(22/10/15~22/12/17)アンケートからです。

  きょうは、高1生のTさんと中2生のY君です

 
2022-12-13読書への苦手意識がなくなり長時間の読書が楽にできるようになった」の姉弟です。

 文演を受けるために、わざわざ中部圏から東京まで新幹線で通ってくれた2人です。

 速読は受講27回。


 まず、お姉さんのTさんから。



    Tさんの文演アンケート



Q.1 当講座をどんな目的で受講しましたか?
A.1 
・ディベートや大学受験には、文章の中で何が大切かを読み取る力とそれを表現する力が大切だと思ったからです。また、速読を行う上でも、文章の読むべきポイントを理解したかったから。


Q.2 「文演」を受講して文章への印象で変わったことがありますか?
A.2 
・自分の知らなかったことをたくさん学べました。新聞に書いてある書き方や本で書いている書き方など正しい文章の書き方を学びました。また要約を通して、どこが一番大切なのかや、他の人の要約を見て自分に足りないところや自分が出来ていないところがよくわかりました。悪いところを見つけてただ指摘するのではなく、自分より良い人のものから良いところを見つけ身につけていくというのは実際に文演を通して学べました。


Q.3 宿題の「要約」はどうでしたか?
A.3-1「授業前」
・今までの6回の授業で習ったことを活かし要約することが出来たと思います。前半と後半の分量や、キーワードを見つけるのに時間がかかりました。

A.3-2「授業後」・最終日を迎えて、授業が始まる前までは自分の作品は十分に要約できていると思っていました。ですが、実際、松田さんにコメントしていただくと、大切な部分が抜けていたり、一つひとつの文章が長すぎるなど、問題点がたくさん見つかりました。

   前半の授業で接続詞の使い方によって意味が大きく左右されしまうことを学んでいましたが、今回の要約では接続詞を上手く使うことができませんでした。また、一回目には書いていたことが書き直しでは抜けていて、文章をしっかり理解できていないところがありました。このように、要約に必要な要素を理解していても、実際に出来るということの違いを身をもって体験しました。自分の要約に足りなかった点や、他の生徒に対して解説されていた点を、一つひとつ復習し自分のものにしていきます。


Q.4 全体的な感想をお聞かせください。
A. 
・今回学んだ文章表現のスキルをディベートや大学受験、普段のテストや文章を書く作業のときも活かしていきたいです。

   固有名詞を間違えないこと、接続詞の使い方に注意すること、決められた文字数で書くこと、文章を書くにあたって全体図をつくること。どれも大切なことばかりで今後はこれらのことを意識して文章を書いていきたい。7回20時間弱という短い時間でしたが、文演を受講することが出来て良かったです。大学生や社会人、同世代の方たちと一緒に文章の勉強できたことは、自分にとってとても良い環境だったので、これを活かせるように頑張ります。


 Tさんについて印象深い件を2つ。

 ひとつは、最終回の講評を「トップバッター」として手をあげたこと。1分以上、誰も自分の宿題からという人のいないなか、じれったくなったのか挙手しました。最初の人の講評には時間をかけるため、指摘されなくてもよいところまで根掘り葉掘り指摘されました遠慮なく指摘できたのは、Tさんがサバサバしていてキツく言われても拗ねないのがわかっていたため(言われたモン勝ちですから)

 もうひとつは、最終回終了後に2人の付き添いで上京していたお父さんにおにぎりを持って帰ってもらいました。姉弟とも筋子を食べないためお父さんへのおにぎりは筋子もひとつ入っていました。翌日、速読にきたとき『おにぎりどうでした~』とエレベーター前で聞くと、「父親から、『ちょっと食べてみ』と言われ筋子食べたんですが、美味しかったです! 食べたことない味でしたぁ
」と大きな声で。いきいきしていて、お父さん目に入れてもいたくないんだろうなぁと思いました。

 あと2年ほどで東京の大学に。

 クリエイトを拠点のひとつに活動してほしい人です。

 


 次は、弟のY君です。



     Y君の文演アンケート



Q.1 当講座をどんな目的で受講しましたか?
A.1 
・ディベートで必要な文章の読み取りの力や要約の力をつけたかったから。



Q.2 「文演」を受講して文章への印象で変わったことがありますか?
A.2 
要約の仕方や、文章の読み方と書き方について学んだ。

   (1)文章が読みやすくなった 物語文、説明文などの文章は文演を受ける前までは文章を読むのが苦手で読むのがいやだった。しかし、文演を受けてからは、文のポイントをつかむことができるようになり文章を読むのが楽になった。

   (2)要点をつかみやすくなった 文演では、自分で要約をして最終日にみんなの要約をみた。要約をすることで、どこが大切で、筆者は何が言いたいのかを750字に収めることで、要点がつかめるようになった。そうすると他の文章でも要点をつかめるようになっていった。最終日でわかったことは、悪いことを見つけていくのではなく他人のいいところを真似していくことが大切だとわかった。

 
Q.3 宿題の「要約」はどうでしたか?
A.3-1「授業前」
宿題の要約は自分的には満足で提出した。最後のところは自信が特にあった。自分で読んでみてすらすら読めたし重要だと思うところも取れていたと思った。


A.3-2「授業後」
問題点を多く指摘してもらった。抜き出す必要がないところを多く取ってしまっていたり、文をそのまま取ってしまい、短くできたところができていなかったり。授業を受けて特にダメだと思ったのが、▲▲、⚫⚫の部分を取っていたところだった。要約においてそのような言葉は使ってはいけなかった。でも今の段階で指摘してもらえてよかったと思う。次に繋げていきたい。足りないところもあったけどよかったところもあった。段落の始まり方やラストは評価された。



Q.4 全体的な感想をお聞かせください。
A. 
文演の授業は、楽しかった。ただ、楽しいだけじゃなくて、自分のいいところと今ひとつなところ、みんなのいいところを知ることができた。要約をすることは難しいけど、ある程度どういうことを言っているかを文章を読んで理解することで、要約がすごく簡単になった。

   中高生、大学生、社会人などいろいろな世代の人達と一緒に文演を受けたのは、とても不思議な環境だった。だけど、たくさんのことが知れたし良かったと思う。みんなの良いところを盗んで、自分のレベルを上げていきたい。

 Y君の要約は、中2とは思えない骨格のしっかりしたものでした。

 ロジカルテストが、あと少しでDタイプに突入するだけの理解力の高さを、ちゃんと文章にあらわしていました

  いつもお姉さんの後ろに寄り添い、余計なクチをはさまず、黙って聞いている姿は子どもっぽさを微塵も感じさせないY君でした。

 世界の広さや深さをアタマに置いて、10年後から先の勝負のために、速読と熟読を繰り返していってくださいね。

 あなたとお姉さんは、お父さんの配慮で地方の子女のもつハンディキャップを乗りこえられる位置にいます。このことを十分に胸にしまい、目の前のことに集中し、邁進していってほしいです。気持ちが入っているかどうかは、時間が経つほど大きな差となってきますから(こちらは入っていないほうでした


 今年、2022年もさまざまな生徒さんがクリエイトの門を叩いてくれました。

 そのなかでも、TさんY君姉弟は特別な2人になりました。

 GW期間に体験レッスンを受け、8月初めにお父さんから丁寧なメールをいただきました。ひとりではなく、姉弟で。それにお父さんも付き添いとして交通費と宿泊費をかけてですから、応えられるか不安が掠めましたが、体験で2人を知っていましたから、普段通りでよいのではないかと入会していただきました。昂ぶることのないお父さんでした。

 Yさん主宰の勉強会にも参加するようですから、さらに実践力を磨いていってほしいです。



  大晦日のきょう、東京地方は午後から曇り空に。

  この時間(20時)は、東の空にオリオンが瞬いています。

  1年間、文字ばかりの当ブログをご覧いただき、本当にありがとうございました 

  どうぞよいお年をお迎えください。 


 


      

          ※クリエイト速読スクールHP            

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