教室のこと・速読のこと・受講生のスコア・SEG講習生のスコア等々について書いています。
クリエイト速読スクールブログ
植村さんからのメール
きのう、むかしの生徒さんである植村さんからメールをいただきました。
植村さんとは、航空自衛隊の幹部自衛官です。
もう8年ほど前の生徒さんになります。
植村さんには、趣味があります。
新聞にショートショート(「300文字小説」)を投稿するという趣味です(多趣味のようです)。
きのういただいたメールには、「また中日新聞(こちらでは、東京新聞)に掲載されました」とありました。
4月24日(日)サンデー版7ページに掲載。
植村さんの作品を紹介するときは、これまでは、リンクを張っていたんですが、いつの間にかというか、当然ある時間をすぎると消えてしまいます。
それで、今回は、コピペします。&リンクも張っておきます。
ルーティーン 植村茂己
ピピピッ、ピピピッ、ピピピッ…!
いつもと同じ時間、いつもの目覚まし音で、私は目が覚めた。
起床後、いつもと同じ朝食をとり、家を出て、いつもと同じ電車で職場へ向かう。
仕事開始三十分前、いつもと同じ時間に職場に到着。ここまでのルーティーンは完璧だ。
今日も仕事がはかどる気配がした。
案の定、仕事は定時に終わり、退勤することができた。
いつもと同じ電車に乗り、ふと見渡すと宝くじの中吊(づ)り広告が目に入った。
「今日から宝くじの売り出しか…」
電車を降りた私は、いつもと同じ販売店で宝くじを買った。
そして後日、宝くじが外れ、私は悔しがっていた。
「悔しがるところまで、ルーティーンじゃなくてもいいのに」
(愛知県あま市・公務員・51歳)
植村さん、入選しましたらまたお願いします。
このブログをご覧になられましたら、過去の入選作品を送っていただけますでしょうか。
掲載年月日を添えて、コピペします。 真
※クリエイト速読スクールHP
2016-04-25「植村さんからのメール」でお願いした件を、植村さんは承諾してくれました。
こちらだけでなく、4/25日ブログにも貼りつけておきます。
植村さん、ありがとうございます。
中日新聞(東京新聞)300文字小説です。
300文字小説(過去の入選作)
2016年4月26日.火.午後 11:59
松田さんへ
こんばんは。夜分失礼します。早速、ブログへ入選した300文字小説を投稿していただき恐縮です。また、過去の拙作を以下のとおり送付致します。よろしくお願いします。
では、クワタさんをはじめクリエイト速読スクールの皆さま方にもよろしくお伝えください。
東京へ戻ることがありましたら、是非ともまた速読教室で訓練させていただきたいと思います。植村拝
姿見 植村 茂己
身なりを整えるために全身をうつす鏡、姿見。前を通ると、ついつい立ち止まって身体を動かしたくなってしまう。
今日も姿見の前で、いつもどおり素振りをしていた。
一回、 二回…とても、いい感じだ!
もう一回、二回…イメージどおりのスウィングができている!
更にもう一回…
すると、後ろから「部長、野球をされるんですか?」と女子職員に声を掛けられた。
「んっ…あっ、小学校の時やって…いや、入社後、職場の仲間とソフトボールやってたかなぁ〜」
返答に窮する私。
女子職員の一声で、私の頭の中ではまっすぐに飛んで行ったはずのゴルフボールが大きく右にそれ、「ふぁ〜〜〜っ!」という声に包まれてしまった。
(愛知県あま市・公務員・49歳) ―平成25年8月18日掲載―
鍋 植村 茂己
朝晩すっかり冷え込むようになった。コンビニの前では、おでん70円セールの旗がはためき、スーパーのチラシにも鍋特集がちらほらと。
そんなものを見ていたら、急に鍋が恋しくなった。
「よし、久しぶりに鍋にするか」
そう言って、チラシを見直す。
「今日はお父さんが作るぞ。何が食べたい?」と聞いたが返事は無い。
「寄せ鍋にしよう!」
そう決めた私は、早速スーパーで材料を買ってきて調理を始めた。
「お父さんは鍋奉行と言われてな、鍋と言えば、いつもお父さんが作っていたんだぞ」
返事は無い。
「ほらできた! 食べてごらん。うまいか?」と聞いたが、これにも返事は無かった。
単身赴任十年、かなり独り言が多くなってしまった…。
(愛知県あま市・公務員・50歳) ―平成26年12月14日掲載―
「東京へ戻ることがありましたら、是非ともまた速読教室で訓練させていただきたい」に関しまして。
継続・更新と職場のお友達の紹介で、植村さんの期限は2020年12月となっています。
この間までに再受講されましたら、再入会ではなく継続・更新手続きとなります。
リップサービスというところでしょうが、一応お知らせします
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