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個人的には頭を動かしている感覚を実に簡単に味わえるので、おもしろかった

    昨年12月29日(月)に終了したSEG「速読による能力訓練」E2タームから、中3生E君のコメントや数値その他を紹介します。

 視野の拡大と共に集中力の“急”上昇が得られた。考えられないほどだった。既に受験と共に失われたと思ってあきらめていたが、訓練次第で上げることができることを知って、希望が持てた。この訓練は決してつまらなくはないし、個人的には頭を動かしている感覚を実に簡単に味わえるので、おもしろかった。何としても続けてやろうと思う。

 「最終回の主な数値」数字ランダム64・73・66 漢数字一行三→1,950、一→1,910、九→720 たて一行ユニット104・120 ロジカルテスト21/2521/24 イメージ記憶13/40(1分30秒)、30/40(1分30秒)倍速読書12,000字/分・理解度 ―麻布中3男子― 

 この冬に出会ったSEG生のなかで、E君は強く記憶に残る子の1人でした。

 12月25日のE2ターム初日、少し早めに教室にきた彼は、中央の最前列に着席。人懐っこそうな表情でこちらを見ているので、『いいですねー。一番前なんて……』ぼそぼそっと声をかけました。

 ちょっと本気でやってみようと思いまして。父親もモニョモニョ……」と照れくさそうに話してくれました。初対面で男の子が話すこと自体珍しいので、アレッというものがありました。

 「E君の初期値08/12/25」数字ランダム23 漢数字一行一→113、二→86、三→145 たて一行ユニット44 スピードチェック30・32 イメージ記憶18/40(2分)、25/40(2分)速読読み切り1,500字/分・理解度A-

 数字ランダム、スピードチェックの最初の数字は高いですが、でもそれほど驚くようなものではありません。

 読書速度も、わかりやすいショートショートを『話がわかる最高スピードで読んでみて』という条件での1,500字/分ですから、これもそれほどではありません(なおかつ訓練後の計測ですし)。もちろん、SEG生のなかでということですが。

 毎回のコメントから、E君の変化が読み取れるかもしれません。

 「E君の全5回の記録カードコメントと読字数」

 
1回目イメージ記憶の2回目に、1回目できた部分が、覚えたままで、あまり確認していなかったにもかかわらず数字が上がったのには、普通に驚いた1,500字/分 理解度A-
 2回目イメージ記憶の1回目の途中にプツンといって、驚いた。というより、汗がふき出してきて、つかれた9,000字/分 A-
 3回目まだ、もう少しイメージ記憶が上げられる気がする。死ぬ気でやる。最後の集中がここ最近で一番と言えるくらいだった14,000字/分 A+
 4回目本の続きが読みたいから買う。だから◎。おそらく最後はハナマル。殴られた所で終わっていたかった。ページ数を意志で操作できるようになってきた7,800字/分 A+
 5日目本を読んでいる途中に、その境遇に自分がいるようで哀しかった12,000字/分 

 死ぬ気でなど、という表現が彼の場合冗談じゃないというのが、ピリピリ伝わってきました(4日目5日目の読書速度・理解度は、その日2冊目の文庫本のものです)

 

 効果的な訓練は? という質問には、ランダムシートと漢数字一行パターンシートを挙げています。「漢数字一行は、最後は『浮き出ろ~』と思うとニョキニョキっと浮き出て快感だった」と。

 受講目的は、「本は元々好きだが、どうしても時間をつくれない。ということで、だったら、その時間をもっと有効に使えないだろうかと思って受講した」のだそうです。

頭を動かしている感覚を実に簡単に味わえる」訓練という考え方ですから、E君にはまだまだノビシロがあります。

 

 このタームも、教室に通う成人のみなさんが苦笑いするしかないような子が、何人もいました。

 最近は、SEG生のコメントや数値を参考にする生徒さんが増えてきています。まさに例のAさんのように「ブログのSEG生に刺激を受けてから、闘争本能に火を点けて訓練に取り組むことが多くなりました」というスタイルで、取り組んでいただきたいものです。 

             

         

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