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精度よりも速度を優先するように教えられる

 2023-03-01トレーニングそのものを目的に通うようになりつつある」のMさんについて。

 20代半ばの研究者
体験レッスンスコアと入会時アンケートコピーは、こちらから

 片道2時間半かけて教室に通っています。

 きょうは、Mさんの受講180回アンケートの前に通信文(23/7/6着)を先に。

 「
松田さん お世話になっております、受講生のMです。先日は松田さんが代表を交代されるときいて、とても驚いたとともに残念に思いました。本を速く読む能力だけでなく、文章を正確かつわかりやすく書く能力、大量の本を読むことの重要性、小説を読む意義など、数えきれないことを松田さんから教わりました。


   今までほどの頻度で教室には来られなくなるかもしれませんが、また土日に教室でお会いできたら嬉しいです。これまでありがとうございました、お疲れさまです。そして、これからもよろしくお願いします。


   また新代表の劉さん、これからも通わせていただきます、よろしくお願いします。
   劉さんはマーケティングにも精通されているので、来訪者数を増やすために、ブログやHPなどにも工夫を凝らしたり、コンテンツを増やしたりされていくのかなと想像しています。そんなときにあったら嬉しいコンテンツや情報を私なりに考えてみました。以下、つらつらと書いてみます。

  クリエイトの代表講師の方が使われている、もしくは役に立つと思っている本の紹介要約サイトなどをブログHPでまとめるのはどうでしょうか。たくさん本を読みたいと思っていても、読みたい本を見つけるのが難しくて悩んでいる方もいるかと思います。そんな探索する過程を助ける無料のコンテンツがあると嬉しいです。生徒さんがたくさん本を読みやすくすることで、読書速度の成長速度の上昇にもつながりうると思います。

   たとえば、私は新しく読む本を探すとき、以下のようなサイトを利用しています。

https://honz.jp/

https://1000ya.isis.ne.jp/

http://blog.livedoor.jp/yamasitayu/

   実用書に偏っていますね(笑。 
   私は小説などをインターネットで見つけるのは得意ではないですが、いいサイトを知っている方もクリエイトならいるのではないかと思います。

   あとは、絶版の本がある図書館を見つけるときはこのサイトを使います。

https://calil.jp/

  あと、以前劉さんが私に紹介してくれたブクログをつかって代表講師の方、希望する生徒さんは読んだ本の記録をつけて公開するのもいいかなと思います。正直、私はみなさんがどんな本を読まれているのかとても興味があります(笑。そうやって、他の方が読まれている本を目にすると、今まで読むことのなかったジャンルに手を出そうとするきっかけになると思います。

   アイデアは以上です。またなにか思いついたらアンケートにお書きします。
   以下、いつものアンケートです

 以下は、Mさんの受講180回目アンケートと最新スコアです。

                 「Mさんの受講180回目アンケート23/6/10
        マイナス
トレーニング中にときどき考え事をしてしまう。普段より少し低い結果がでるときは、トレーニング以外のことに意識が向いていることが多い。これが最近始まったことなのか、今までもじつはあったが気づいていなかっただけなのかはわからない。今後は気にかけるようにしたい。

   プラススピードチェックを34秒で終わることができた回があり、大きな変化を感じた。正答率は同程度のまま速度を大幅に伸ばせた。そのときの解答の流れを振り返ってみると、問題一行をまるごと視野に入れて、ぼんやりとした視野の中で答えだと思ったものに焦点を合わせることなくマルをつけるように行っていた。また、答えを見つけているいないにかかわらず、一定のリズムで無理やりマルをつけるようにしていた。焦点を合わせない、一定のリズムの解答がポイントだったように思う。このような方法で行おうと思ったのは、最近、意識の中には現れていない情報が自分の中には存在していることを理解したからだ。

   下條信輔さんの『サブリミナルマインド』という本を読んだときに、意識には現れていない、潜在的な認知過程が自分の中に確実にあると認識した。潜在的な認知過程は存在するが、その過程には顕在的な意識ではけっしてアクセスできないらしい。唯一その存在を理解する方法は、この文章から読み取れる。「人は、自分の認知過程について、自分の行動から無自覚的に推測する存在である」。私たちはふだんから、自分の考えから行動を決めてというより、自分の行動から自分の認知を無意識に推測している。すなわち、自分の行動をよく観察すれば、潜在的な情報処理が行われていたことに気づける。スピードチェックで一定のリズムでマルをつけても想定よりも多くの正解が得られると気づくことで、自分の意識の範囲外にも答えが存在していたことに気づける。クリエイトのトレーニングではつねに、精度よりも速度を優先するように教えられる。それはこの、潜在的認知過程をあますことなく活用するために、求められていると思っている。

    クリエイトのブログに「小説を読むこと」という私のお気に入りの記事がある。そこでは、作家の江國香織さんのインタビュー「大人が恋愛小説に学ぶこと」が引用されている。〈小説を読むとは、自分以外の人間の眼球で外の世界を見ること〉〈例えば夫婦や家庭など身近でよく知っているものほど、小説に描かれているのを読めば、「こんな見え方もあるのか」という驚きを感じられる〉。上記の文章から、ただ楽しむ以外の小説を読む意味を知ることができた。小説を読むと、同じ人間でもものごとの見え方や感覚の仕方が異なること、すなわち自分の視点や考えは絶対ではないことが実感できるのだ。この考え方と近いことを、最近読んだ『生物から見た世界』という本からも学んだ。


   ヤーコプフォンユクスキュルという人が書いたその本には、さまざまな生物から見た世界が描かれている。マダニ、イエバエ、めんどり、ミツバチ、ヒキガエルなど、身近な生物の世界だ。その中でも私のお気に入りの例はマダニだ。著者はマダニの行動を以下のように説明する。

   「この目のない動物は、表皮全体に分布する光覚を使ってその見張りやぐら(木の枝先)への道を見つける。この盲目で耳の聞こえない追いはぎは、嗅覚によって獲物の接近を知る。哺乳類の皮膚腺から漂いでる酪酸の匂いが、このダニにとっては見張り場から離れてそちらへ身を投げろという信号として働く。そこでダニは、鋭敏な温度感覚が教えてくれるなにか温かいものの上に落ちる。するとそこは獲物である温血動物の上で、あとは触覚によってなるべく毛のない場所を見つけ、獲物の皮膚組織に頭から食い込めばいい。こうしてダニは温かな血液をゆっくりと自分の体内に送り込む」

   要約すると、マダニは、次のような流れで餌にたどりつく。①酪酸の匂いの感知→枝先からの飛び降り→②哺乳類の毛の感知→歩き回り→③毛のない皮膚の感知→吸血、この流れだ。マダニには視覚、聴覚、味覚は存在しない。嗅覚、触覚を用いた、たった3つの刺激の感知、それによって引き起こされる行動だけで生きている。「ダニを取り囲む豊かな世界は崩れ去り、重要なものとしてはわずかに三つの知覚標識と三つの作用標識からなる貧弱な姿に、つまりダニの環世界に変わる。だが環世界のこの貧弱さはまさに行動の確実さの前提であり、確実さは豊かさより重要なのである」

   私たちは他のひとや生き物が見る世界を想像するとき、自分の世界の延長で考えてしまう。相手の立場にたったとき自分なら何を感じるか、それが先行する。だが、それでは他者の世界は掴みきれない。マダニはたった3つの感覚で、マダニの世界を見ている。となりのあのひとは、私が苦しくないことで苦しみ、心地よくないことで心地よい。そんなことがありうるのだ。小説を読むことは、他者の眼鏡で世界を見ることだ。他者の眼鏡で世界を見ることで、独断的に世界をみる視点から自分を連れ出すことができる。

       「Mさんの受講182回目の主なスコア23/7/1たてサッケイド280 数字ランダム1,2001,300  数字BP160-8(1分)かなBP1,150(2分)漢数字一行9,000六→9,000八→10,000  たて一行ユニット1,0801,080 スピードチェック26/4034秒)・29/4039秒)ロジカルテストGタイプ22/302分40秒)・27/302分36秒)スピードボード8×814/23(3分)18/24(3分)イメージ記憶14/40(30秒19/40(20秒)倍速読書『月の上の観覧車31,000字/分・理解度A-

 Mさんと新代表の劉さんは、こちらが劉さんにこれからのことをお願いする前に、お茶を飲んでいます

  「劉さんはマーケティングにも精通されている」は、そのとき劉さんからMさんが聞いたことかと思います。

 新代表劉(ユウ)さんから追々明らかにされるでしょうが、新代表の「10回ごとアンケート」を読むと、大学での勉強の他にピアノなどの習い事などにも多くの時間が割かれていることがわかります。さらに、いつか企業経営をするときに備えてそれに相応しいインターンをしていることも聞いています。

 「マーケティングにも精通」かどうかはわかりませんが、劉さんがクリエイトに紹介してくれたいくつかの業種の元上司の方たちは「すぐに追いつかれ追いこされました~」と理解スピードの超速ぶりに舌を巻いていました。

 劉さんに関しては、一切の責任を背負いながら教室経営をすることに23歳で若いということなどないと考えました。たまたまの年齢です劉さん(Yさん)関連ブログを閲覧していただければ、納得できるはずです)。あとは、スタッフが一丸となってバックアップすればよいだけです。



 この数日で、現HPに、旧HPの体験記を移し替えをすまそうとしています。

 さらに、瀧本さんの寄稿文なども入力して、情報共有しやすくしてくれています。

 いつか、Mさんら生徒さんを巻き込んだ新しい波がうまれるのを遠くから眺めてみたいものです  
 





          ※クリエイト速読スクールHP 

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